カテゴリ:音楽( 43 )

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演奏会後
おもわずサインをもらってしまった


「わあ、すごッ! ほんと、 ”アメリカ“やわ。やっぱりブラスバンドの演奏は楽しいなぁ」

エリック・イウェイゼンのウェスタン・ファンファーレで始まり、ガーシュウィン、バーハー、バーンスタインの代表作「ウェスト・サイド・ストーリー」へと続く1時間余。自然と音楽の中に入り込み、いつの間にかその演奏される音、リズムに心が魅きつけられていた。体が自然とリズムをとっていた。また、6人のメンバーが2人づつペアーになりする司会も笑いの絶えない、明るくおもしろいものだった。パリから来たフランス人のアストリッドは“h”の発音ができなくて「はじめまして」が「“あ”じめまして」になりながら、たどたどしい日本語で一所懸命に話す様子に会場から温かい拍手と励ましの声が聞こえた。

昨日(24日)のお昼前、再び西宮北口にあるコンサートホールの会場にいた。
ワンコイン・コンサート、 PACブラス・アンサンブル 〜 アメリカン・サウンド 〜
のコンサートを雨の中聴きに行ったのだった。

ワンコイン・コンサートの時は演奏者が司会をしながらプログラムを進めていく。
その司会の中で今日のコンサートはこの劇場の芸術監督である佐渡裕さんに勧められ実現した
と言っていた。
普段はオーケストラの中であまり目立たない存在である金管楽器。
その金管楽器だけのアンサンブルの演奏を1時間たっぶり聴けるチャンスなんて滅多にない。
先行予約のパンフレットを見てすぐに申し込んだのだった。
コーヒー一杯分ぐらいのお金で生演奏が聴ける。
しかもその演奏は広い範囲にわたっている。
これからの予定では歌(ソプラノ)、マリンバ、オーボエ、ヴァイオリン、ホルン、ピアノ等。
音楽の好きな人には至福の時間になることだろう。

若さあふれるPAC交響楽団。その若さが溢れ出たエネルギッシュな演奏。
親しみのある曲知っている曲の数々。
聴いている人たちの心に響く演奏だった。
「若いっていいなぁ」
そう思いながらじっと耳を傾けていた。
ウェスト・サイド・ストーリーの音楽に合わせ、体が自然とリズムをとっていた。

【プログラム】
エリック・イウェイゼン : ウェスタン・ファンファーレ
ガーシュウィン : 組曲「ボーギーとベス」
ハーバー : 弦楽のためのアダージョ op.11
バーンスタイン : 組曲「ウェスト・サイド・ストーリー」

【アンコール曲】
バーンスタイン (エリック・クリーズ編曲) : 「ウェスト・サイド・ストーリー」より“マンボ”

《メンバー》
〈兵庫芸術文化センター管弦楽団〉
阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとしてオープンした兵庫県立文化センターの専属楽団。芸術監督は佐渡裕。多国籍の若手演奏者により編成されアカデミーの要素も持つ。どうセンターを拠点に多彩な活動を展開。

・池田悠人 (トランペット)
・浦田誠真 (トランペット)
・アストリッド・アルブーシュ (ホルン)
・ジョシュア・ブルメンサル (ホルン)
・橘田達郎 (トロンボーン)
・山内正博 (トロンボーン)

〈共演〉
・篠崎孝/トランペット (大阪フィルハーモニー交響楽団)
・新穂優子/トランペット(Osaka Shion Wind Orchestra)
・寺谷 糧/バス・トロンボーン (ふりーらんす)
・川岸三哲/チューバ(PACアソシエイト・プレーヤー)

〈賛助出演〉
・デイヴ・バーンズ/パーカッション(PACコアメンバー)


《今日の筍料理》

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青椒肉絲(チンジャオロースー)

久しぶりに筍がいっぱいでおいしかった!





by PochiPochi-2-s | 2018-04-25 23:35 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

ドジな一日

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4/23 朝7時過ぎの庭


昨日(4/22)は午後からコンサートに出かける予定があった。
2、3日前から確認してよくわかっていたつもりだった。
しかし、朝花の水遣りを始めた時、庭の隅に植えてある木の枝が伸びているのが気になった。
突然なんの脈絡もなく、「剪定しよう。すぐすむから」と思い立ち、
主人に頼んで切ってもらうことにした。
続いて気になっていた枯れた枝や、裏庭庭の木の不要な枝もと次から次に思い浮かんだ。
頼まれた方は多少の不満があったようだが、最近機嫌が悪いから怒らせたら大変と文句も言わずに頼まれたれたことを実行してくれた。ありがたく思い感謝すればよかったのだが、まだ何かむしゃくしゃしていたので庭の草花の手入れを始めてしまった。

ふと気がつくとお昼前。
一時過ぎには出かけなければコンサートに間に合わなくなる。
大慌てでお昼ご飯を食べ、急いで出かけた。

「あっ、チケット持ってくるの忘れた…」
なんとドジな!
駅で、主人が時差回数券を買っている時に、突然思い出したのだった。
いつもなら、前日の夜、忘れないように手帳に挟みすでにバッグに入れている。
しかし昨日はどうしたことか忘れてしまっていた。

再び大慌てで急な坂道を駆け上り家まで引き返し、チケットを手に再び駅へ急いだ。
結局は予定の電車から2台遅れの電車に飛び乗り、会場に着いたのは開場5分前。ギリギリの時間だった。締め出されなくてよかったと、ほっと胸をなでおろした途端コンサートは始まった。井上道義指揮、PACオーケストラ演奏、ゲストヴァイオリニストはオリヴィエ・シャルリエ
後半のベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.61が心に響いた。
特に、オリヴィエ・シャルリエの弾くヴァイオリンの響きに魅了された。
アンコールの時、会場の聴衆の耳目が一点、舞台上の彼の演奏に集まった。
シーンとした会場に響き渡る、彼の弾く見事なヴァイオリンの音を会場の人々が
一心不乱に聞き入っているのが印象的だった。それほど魅力的な演奏だった。
オリヴィエ・シャルリエ氏も大満足であったのか、アンコール曲を2曲も演奏し、
会場は割れるような拍手で満たされ、なかなか鳴りやまなかった。

遅れなくてよかった!

ドジな一日だったが、最後は気持ちよく終わりよかった。

【プログラム】
ヒンデミット : 序曲「エロスとプシュケ」
ヒンデミット : 交響曲「画家マティス」
ベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 po.61
(ヴァイオリン オリヴィエ・シャルリエ)

《アンコール》
ピオリゾ : カプリース
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン パルティータ第3番 第3曲“ガヴォット”


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【昨夜の一品】

若竹煮

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久しぶりでおいしかった!


by PochiPochi-2-s | 2018-04-23 15:56 | 音楽 | Trackback | Comments(12)
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昨日は普段のんびりの私にとっては朝から“超“忙しい日だった。
昆虫館に行くのだと言って朝から遊びに来たリョウちゃんとエイちゃんの相手と
夕方のコンサートが重なったのだった。
「何もない時は何もないのに、重なる時は重なるものだ」
半ば諦め半ば嬉しく予定をこなしたのだった。
昆虫館で思いっきり遊んだリョウちゃん、エイちゃんと娘を駅まで送り、
夕方4時半過ぎ急いで6時開演のコンサートに出かけた。

佐渡裕指揮とあってか2000席あるKOBELCO大ホールは満席。
その上観客は60代以上のシニア世代が多かった。
このコンサートホールがある西宮を中心とした阪神間にこんなに多くの音楽好きのシニアが住んでいるのかと驚く一方で、高齢になっても夫婦であるいは友人と、あるいは娘や息子といっしょに音楽を楽しめるのは、なんと平和で幸せなことかと思ったのだった。

『音楽の贈り物』とは?
そう思いながら開演を待った。
佐渡裕ゆかりの二つのオーケストラ、西宮芸術文化センターのPACオーケストラと
日本センチュリー交響楽団の共演によるコンサートだった。
一回の演奏会で、ひとりの指揮者がふたつのオーケストラを指揮するという珍しい試みだった。
プログラム第1番のモーツアルト交響曲第41番「ジュピター」をPACが演奏し、
第2番のドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」を日本センチュリー交響楽団が演奏した。
第3番目の最後のプログラムラヴェル「ボレロ」は二つのオーケストラの合同での演奏だった。
これこそがまさに“音楽の贈り物”なのかもしれない。

ジュピターはさておき、馴染みのある「新世界より」と「ボレロ」。
誰もがよく知っている曲で、特にボレロはその演奏される音に一気に引き込まれていき、ハッと気付いた時には音は最高潮に達していた。ホール全体が何かしら熱気を帯びたようなような雰囲気に包まれていた。
小太鼓がボレロのリズムを刻み、フルートが主題を奏でる。クラリネット、ファゴット、小クラリネット、オーボエと続き、トロンボーンのソロまで登場する。そこに弦楽器も加わり、音がだんだんと厚みを増してゆきながらクライマックスへと高まってゆく。
二つのオーケストラの合同演奏だったから、その後の厚みはさらにまし、会場全体がそのすばらしい、重厚な音で満たされていた。圧倒される思いであった。
今日もまたあの小刻みなリズムが体の中で鳴り響き、ふとすると自然とリズムに合わせて体を動かしている。それほど深く心に残る音であった。

「新世界より」の第2楽章は誰もがよく知っている部分で、『遠き山に日は落ちて』や
『家路』として知られている。イングリッシュホルンによる郷愁に満ちた音は聴く人の心に何かしらの想いを感じさせる。

アンコール曲は、宝塚歌劇団の歌として有名な「すみれの花咲く頃」(宮川彬良・作曲)。
会場が盛り上がったのは言うまでもない。
サービス精神旺盛な佐渡裕氏の演出だと思った。
この地域には宝塚ファンが多く住む。
演奏会が終わり、駅に向かうシニアの人たちの顔がそのことを物語っていた。

あっという間の心に残る2時間余だった。

日本センチュリー交響楽団の演奏、ラヴェル「ボレロ」はここ →



ドヴォルザーク「新世界より・家路」



by PochiPochi-2-s | 2018-03-25 23:33 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
朝は空気が冷たく、久しぶりに隣家の屋根が霜で白く光っていた。
しかし、降りそそぐ陽の光は、冬の冷たく暗い光と違い、明るく暖かく穏やかである。
今日は3月11日。
未曾有の大地震と大津波が東北地方を襲った日から7年という時間が経った。
しかし、大震災から遠く離れた地に住むものの目から見ても、いまだに復興は程遠いように思える現状に心を痛めるばかりである。

朝庭で、早春の花を見ながら震災のことを考えていた時、
2年前ある講演会で偶然出会った若い母親のことをふと思い出した。
そして彼女の言った言葉を思い出した。
「大阪に避難してきた当時、5ヶ月の赤ちゃんだった自分の子供が、今、まるで大阪弁が母国語というほど大阪弁しか喋れない。生まれ故郷の福島の言葉を全く話せないし理解できない子供に育っている。5年という年月とはこういうことなんです。子供にとっての5年という時間は、とても大切な意味のある時間なのです。一日も早く福島に帰りたいです」
一日も早く復興し、福島に帰れるようにと願うばかりである。


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午後から西宮芸術文化センターでのコンサートに出かけた。

「今日3月11日で、『東日本大震災』からちょうど7年が経ちました。
この震災によりいまだに苦しんでおられる方々を思いやるとともに、犠牲になられた方々に、
謹んで黙祷を捧げたいと思います」
コンサートは、指揮者マティアス・パーメルト氏の挨拶と黙祷で始まった。
演奏は指揮者、PACオーケストラ楽団員たちの心のこもったものだった。
また、サン=サーンス、チェロ協奏曲第1番のチェロ奏者、ルイジ・ピオヴァノの演奏する
チェロの音にも魅せられてしまった。
彼もまた、東北の人たちへのコメントとして次のように言っていた。
「私の故郷のイタリアのアプルッツォも大きな地震の被害に遭い、友人を亡くしました。
皆様の心に寄り添い、演奏を捧げます」
アンコールで、PACのチェロメンバーの演奏をバックに彼が弾いた「赤とんぼ」は会場の聴衆の心を一瞬にして掴み取ったようだった。
演奏者の心のこもった素晴らしい演奏に感激したのだった。
何故か涙がこぼれてきそうだった。
また、レスピーギの「ローマの噴水」は、聴きながら自分の知っているローマで見たいくつかの噴水を自然と思い出していた。

演奏者の気持ちが込められた演奏はいつまでも聴く人の心の奥深くに残るものなのだなぁ、
絵もまた然りかなと思った。

《プログラム》
マスネ : 組曲 第4番「絵のような風景」
サン=サーンス : チェロ協奏曲 第1番イ短調 po.33
レスピーギ : 交響詩「ローマの噴水」
レスピーギ : 交響詩「ローマの祭り」

《アンコール曲》
山田耕筰 :「赤とんぼ」(チェロ)
モーツァルト: カッサシオン ト長調よりアンダンテ (オーケストラ)

尚、指揮者は当初予定されていたロペス=コボスからマティアス・パーメルトに代わった。
ロペス=コボス氏はドクターストップのため来日できなかった。




by PochiPochi-2-s | 2018-03-11 23:10 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

ロシアの心

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ともしび

夜霧のかなたへ 別れを告げ
雄々しきますらお いでてゆく
窓辺にまたたく ともしびに
つきせぬ乙女の 愛のかげ

戦いに結ぶ 誓いの友
されど忘れ得ぬ 心のまち
思い出の姿 今も胸に
いとしの乙女よ 祖国の灯よ

やさしき乙女の 清き思い
海山はるかに へだつとも
ふたつの心に 赤くもゆる
こがねの灯 とわに消えず

ロシア民謡の一曲として歌われたこの「ともしび」をアンコールでは日本語で歌われた。
その途端、会場の雰囲気は最高潮に達したように思った。
2000席を越す大ホールはほぼ満席であり、聴衆の多くはいわゆる「うたごえ喫茶」世代であるように思われた。

午後2時から始まるコンサートに合わせ早めの昼食をとり、駅に向かった。
今日は歌のコンサートだと思うと何かしら心は弾んでいた。

「ボーカデミア クリスマス・コンサート」
ボーカデミア』とは、世界最高峰の合唱アカデミー「ロシア国立モスクワ・アカデミー合唱団」の精鋭メンバーたちによるボーカル・アンサンブル。
時にはピアノ伴奏で歌う曲もあったが、大半は歌声だけの合唱(ア・カペラ)だった。
そのハーモニーの美しさ、声量の豊かさに魅了された。

印象的だったのは、
J.S.バッハ = C.グノー の「アヴェ・マリア」から始まった6曲の宗教音楽。
J.S.バッハ「G線上のアリア」、シューベルト「アヴェ・マリア」などよく知っている聴きなれた曲で、その清らかな歌声に、まるでヨーロッパの教会で聴いているかのような錯覚に陥った。
訪れたことのあるいくつかの教会を思い出していた。
特にシューベルトの「アヴェ・マリア」が歌われている時、
何故だかわからないのだが自然と涙がこぼれ、自分のことながらびっくりしてしまった。

休憩後の後半はロシア民謡から始まった。
赤いサラファン、ともしび、コロブチカ、黒い瞳、トロイカ。
戦後すぐの時代に「うたごえ喫茶」で歌われ、みんな楽しんだと聞いている。
私は戦後生まれの団塊の世代の最後尾に属するので「うたごえ喫茶」はよく知らないが、
ダークダックスの歌うロシア民謡には馴染みがあり、どれもよく知っている歌であった。
聴いていて懐かしく、歌ととも青春時代が再び目の前に戻ってきたように感じ、楽しかった。
楽しんで聴いていてふっと思った。
ロシアの人は感情豊かな人たちだなぁと。
こんなにたくさんの人の心を惹きつける歌を持っているロシアの人々の心の豊かさや
そこでの生活、歌の背景などを思ったのだった。
モスクワに住んでいるサーシャのこともしきりに心に浮かんでは消え、消えては浮かんでいた。
明日このコンサートのことをメールで送ろうと思った。

宗教音楽、イタリア民謡、ロシア民謡、日本の歌、アメリカの歌、クリスマスソング。
ジャンルは広く、楽しい、ひと足早いクリスマスを楽しめたコンサートだった。
ナポリ民謡「サンタ・ルチア」の時は思わずナポリの街を思い出していた。







【プログラム】
J.S.バッハ = C.グノー:アヴェ・マリア
W.A.モーツァルト : アヴェ・ヴェルム・コルプス
F.シューベルト : アヴェ・マリア
J.S.バッハ : G線上のアリア
S.ラフマニノフ : 神の御母よ、喜べ
J.S.バッハ : ジョーク

G.ロッシーニ : 猫のデュエット
S.ラフマニノフ : イタリアン・ポルカ
R.ジェネ : イタリアン・サラダ
P.チャイコフスキー : ナポリの歌
イタリア(ナポリ)民謡 : サンタ・ルチア
L.デンツァ : フニクリ・フニクラ

ー 休憩 ー

ロシア民謡 : 赤いサラファン・ともしび・コロブチカ・黒い瞳・トロイカ
いずみたく : 見上げてごらん夜の星を (日本語で)
賛美歌 : アメージング・グレース
ベン.E.キング : スタンド・バイ・ミー
D.ペイチ & J.ポーカロ : アフリカ
C.ヴェラスケス : ベサメ・ムーチョ
クリスマスメドレー
I.バーリン : ホワイト・クリスマス
ロシア民謡 : カリンカ

【アンコール曲】
モスクワ郊外の夕べ
ともしび (日本語で)
ジェリコの戦い




by PochiPochi-2-s | 2017-12-03 23:38 | 音楽 | Trackback | Comments(2)
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楽器の名前も知らないのに、見た目と直感だけで
「やってみたい!」とおもい、ファゴットを手にした中学2年生の私。
「ファゴットを始めたよ!」と家族や友達、親戚に自慢しても、
みんな口をそろえて「ファゴット? なにそれ?」と言われていました。
ファゴットを知らない方、もちろん知って頂いている方にも、
オーケストラや吹奏楽でのファゴットとはまた一味違うソロ演奏で、
ファゴットの様々な魅力を思う存分楽しんでいただけるよう、
耳なじみの曲から本邦初演の新曲、ファゴットソロの名曲と、
プログラムをご用意いたしました。
これだけファゴットという文字を読んだらこの楽器の名前、
インプットされたことかと思います!
(プログラム Greetings より一部抜粋・常田麻衣・文)


久しぶりに兵庫県立芸術文化センターでのワンコイン・コンサートに行った。
ワンコインコンサートとは ワンコイン=五百円で地域の人々 が気軽に鑑賞できるよう計画されたコンサート。出演者としてはおもに兵庫・関西ゆかりの若手アーティストの登用が図られているという。

今日はファゴットのコンサートだった。
「えっ、ファゴットだけで1時間も? 珍しいなぁ。ところでファゴットとは?
どんな楽器やった?」
私もまたどんな楽器かよくは知らなかった。

興味津々でコンサートは始まった。
2000席を超える大ホールはほぼ満席。
演奏者自ら演奏する曲の説明や司会をしながらの演奏は大変だろうが、
演奏者の性格も知ることになり、なお一層演奏に興味が湧くことにもなる。
ピアノ伴奏で演奏されるファゴットの音は、柔らかく優しい音で心に響く音だった。
馴染みのある曲、初めて聴く曲とバラエティにとみ、1時間はあっという間に過ぎてしまった。
特に、3曲めの「独奏ファゴットの気まぐれ」の作曲者津田麻衣さんは、演奏者の高校時代の同級生でピアノ専攻の友人とのこと。
彼女のこのホールでの演奏会を記念して作曲してくれたという。
この兵庫県立芸術文化センターのホールでの演奏会は、(自身の司会によれば)高校時代の彼女たちの憧れでもあったらしい。
ファゴットの広い音域がよく表されていたように思った。
また、ファゴットという楽器の説明や指の使い方の説明までされ、十分楽しめたコンサートで、会場は最初から最後まで和やかな雰囲気だった。
いつの間にか私の心は弾んでいて、豊かな時間を過ごせた幸せを感じた日であった。

演奏者は 常田麻衣(つねだ まい)。
兵庫県立西宮高校音楽科から東京藝術大学に進んだ若い演奏家だった。



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ファゴット


【プログラム】
フート : 「大きな古時計」による変奏曲
ミラーズ : 「アルプス一万尺」による変奏曲
津田 万葉(まよ) : 独奏ファゴットの気まぐれ(初演)
ロッシーニ : ファゴット協奏曲
ヌシオ : ペツゴレージペルゴレージの主題による変奏曲

【アンコール曲】
シューマン : ミルチの花 op. 25より「献呈」


ロッシーニ・ファゴット協奏曲をどうぞ。





by PochiPochi-2-s | 2017-11-10 23:33 | 音楽 | Trackback | Comments(6)
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(友人Hさんの「和紙ちぎり絵」2016年作)


今日も午後から時間を見つけ、
お気に入りのフジ子・ヘミングのピアノ曲を聴きながら、
昨日の続きのガマズミの絵を描き始めた。
描いているうちに、
最近この友人の作品を部屋に飾り「いよいよ秋深しだなぁ」と思ったのを、ふっと思い出した。
私の住んでいる町は周囲にまだまだ田や畑が多いので、河原や家の庭先に柿の木が植えられているのをよく見かける。そしてこの頃はその柿の木の枝に柿の実がたわわになっている。
昨年友人Hさんからプレゼントされたこの「柿の和紙ちぎり絵」は、そのような風景を思い出させてくれ、「季節はもう秋だなぁ」と季節をしみじみと感じさせてくれる。
そして そのちぎり絵を見ながら、もう一人の友人Yさんのこともふっと心に浮かんだ。
「そろそろ柿の時期だなぁ。Yさんどうしているかなぁ。体調はどうかなぁ。
元気にしているだろうか。明日にでもメールをしてみよう」
彼女の庭に植えられているそのみごとな柿の木も思い出したのだった。


フジ子・ヘミングの音楽をどうぞ。
(YouTubeから)

リスト「ラ・カンパネラ」



リスト「愛の夢」




by PochiPochi-2-s | 2017-10-24 23:35 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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「久しぶりのコンサートだというのに… ついてないあなぁ。
やっぱり雨男か。出かけるときはいつも雨になるから。
晴れ女のあんたと一緒やから少しは晴れると思ったんやけど…」

昨夜の天気予報どおり朝から雨が降っていた。

「東欧・ロシア音楽の魅力」
この言葉に魅かれ申し込んだコンサートだった。
コダーイとバルトーク。普段あまり聞きなれない音楽。
『躍動する音楽、アンデルシェフスキーが奏でるハンガリーの魂』
パンプレットに書かれていた言葉。
いったいどのような音楽なのだろうか?
興味津々でいそいそと出かけた。


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雨が激しくならないうちにとすこし早めに家を出た。
開演一時間前にはすでに会場に着いていた。
エレベーターに乗ろうとしたとき、突然弦楽器の音が聞こえ、音のする方へ。
弦楽器の4人の演奏者たちが開演前にホワイエ一階でミニコンサートを開いたのだった。
日頃の演奏活動に対する温かい励ましへの感謝の気持ちだと言っていた。
全く知らなかったのだが、今回はPAC定期演奏会の第100回目の記念演奏会だった。
普段からよく耳にする馴染みの曲で10分ほどだったが楽しい思いに浸れた。

演奏会は3:00PMきっかりに始まり、
『ハンガリーの魂』を表すと表現された音楽が始まった。
普段よく耳にするドイツやウィーンの音楽とは違い、何か雄大な景色が心の中に浮かんでは消えていった。以前旅行したチェコやハンガリーの景色が心の中に浮かんでは消えていった。特に、アンコールで演奏された曲・チャイコフスキー「白鳥の湖」より"ハンガリーの踊り"は 、一気に私をハンガリー郊外の森の中にあったフォークロアーレストランに連れていった。そこでは、食事をしながらハンガリー音楽の舞曲を楽しんだのだった。


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約2時間余りの演奏会は、終わってみればあっという間だった。
雨が激しくならないうちにと急いで帰ったが、電車の中で「普段は自分の好きな曲しか聴かないが、たまにはほとんど知らない音楽を聴くのもまたいいものだなぁ」と満足している自分に気がついた。

家に帰り着くと雨はさらに激しくなってきた。
今日は晴れ女の私の力があまり効かなかったようだ。
明日も雨らしい。

【プログラム】
コダーイ : ガランタ舞曲
バルトーク : ピアノ協奏曲 第3番
プロコフィエフ : 「ロメオとジュリエット」組曲より

アンコール曲
( ピアノ) ベートーベン : 6つのバガテル op.126よりNo.1
(オーケストラ) チャイコフスキー 「白鳥の湖」より"ハンガリーの踊り"

管弦楽 : 兵庫芸術文化センター管弦楽団 (PAC)


ベートーベン・6つのバガテル




チャイコフスキー「白鳥の湖」より"ジプシーの踊り"






by PochiPochi-2-s | 2017-10-06 23:46 | 音楽 | Trackback | Comments(4)
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午後3時きっかりに始まったコンサート。
プログラム第2番目、ホルン協奏曲 第2番の演奏のためにゲストホルン奏者が会場に現れた。
その瞬間、会場はシーンと静まりかえった。
まるで息を飲んだような感じだった。
ホルン奏者は生まれつき両腕が無いにも関わらず、両脚を巧みに使って演奏をする青年だった。
両脚を巧みに使って演奏するその見事な演奏の姿に、私だけではなく会場全体が圧倒されたように感じた。彼の出す音の柔らかさに思わず惹きこまれてしまった。
演奏は器具にホルンを固定し、足の指でバルブを操ってする。
障害を物ともせず、手の代わりに両脚で堂々と演奏するその姿、吹き出される柔らかい優しい音に心をうたれた。気がつくと涙ぐんでいる自分がいた。
約14分の演奏があっという間に終わってしまったように感じたのだった。
会場には割れんばかりの拍手が鳴り響き、ブラボーの声があちこちから飛んだ。
PACオーケストラの団員でさえ全員が壇上で拍手喝采だった。
会場の熱心な求めに応じたアンコールもまたすばらしい演奏だった。
彼がこれまでしてきた努力は並大抵のものではなかったはず。
"人の心を打つ"とはこういうことなのだろう。
障害を引け目に感じず、堂々と演奏するその姿に、彼の両親が、もしこの会場にいるならば、どのようにして彼を育てたのか一人の母親として聞いてみたい気がした。
人間の持つ能力のすばらしさに改めて感動したのだった。
パンフレットには"奇跡の演奏"と書かれていたが、まさしく奇跡の演奏だと思った。
心豊かな時間を過ごせた幸せに感謝したくなるような時間だった。

YouTubeで彼の演奏を見つけたのでここに載せておきたいと思う。

フェリックス・クリーザー



【プログラム】
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト
交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 K.417
セレナード 第9番 ニ長調 K.320

《アンコール曲》
(ホルン)
サン=サーンス : ロマンス
(オーケストラ)
モーツァルト 3つの行進曲 第3番 ハ長調

指揮 : ユベール・スダーン
ホルン : フェリックス・クリーザー
管弦楽 : 兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(PAC)



by PochiPochi-2-s | 2017-06-17 23:25 | 音楽 | Trackback | Comments(6)
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19:00開演と同時に、
兵庫県立芸術文化センターの神戸女学院小ホールに若いエネルギッシュな演奏が流れた。
久しぶりの小ホール。小さいが音響は抜群。何よりも演奏者を間近で見ることができ、その息づかいまでも感じることができる。演奏者と会場が一体となるのが手に取るようにわかる会場である。約400席の会場はほぼ満席だった。

「PACオーケストラリサイタルシリーズって?」
そう思って申し込んだのが3月半ば過ぎだった。
Web siteによると、
〈毎年恒例、シーズンの最初に行われる団内オーディションで選ばれたPACメンバーによる特別リサイタル〉と説明されていた。
今回の登場者は、PAC2年目のコントラバス奏者=浅野宏樹さんと、昨年9月入団のオーボエ奏者=吉村結実(ゆみ)さんの二人だった。
たまたま二人とも大阪出身、しかもコントラバスの浅野さんは 地元西宮市からすぐ近くの池田市出身だった。そんな若い二人に、全く知らないとは言え、何となく親しみを感じるのは大阪人独特の贔屓感情なのだろうか。演奏会は和やかなムードで始まったのだった。

前半の1時間は浅野さんのコントラバス演奏。
「コントラバスってこのような音なのか」
チェロの音は知っていてもコントラバスの音は知らなかった素人の私には、その奏でられる音が優しく聞こえたのだった。ピアノ伴奏の音ともよくあっていた。
心地のよい音色にいつの間にか曲の中に引き込まれていった。

後半の1時間は吉村さんのオーボエの演奏。ピアノ伴奏で吹くオーボエの独奏。
「ええっ、オーボエの独奏ってこんなにエネルギッシュなん?」
その吹き出される柔らかい音に似合わず、演奏している姿は力強く、エネルギッシュだった。息を吸い込む音まで聞こえてくる間近での演奏会。
始まるとすぐにその音に引き込まれてしまった。
彼女の発する若さのパワーを浴び、こちらまで元気をもらえるような演奏だった。
ただ一言、「すごいなぁ…」。
ブラボーの声が会場のあちこちから飛び、拍手がなり渡った。

アンコールもいうまでもなくすばらしかった。
最初はオーボエの独奏で、続いてせっかくだからとコントラバスの浅野さんも加わって
ピアノとの3人での演奏。
会場に大きな拍手が鳴り響いたのはいうまでもないことだった。

若さ溢れる演奏スタイルと音色に心満たされた時間、まさに"至福の時"を持つことができた。これからもこのような心が豊かに感じられる日をできるだけ多く持ちたいなあと秘かに思ったのだった。

帰り際、会場出入り口のところに演奏者二人が並び、駆けつけた友人たちと談笑し、一緒に写真を撮っている姿は見ていて微笑ましく、「若いっていいなぁ」と少々羨ましくも思ったのだった。

【プログラム】
• 浅野宏樹 (コントラバス)
グリエール : 2つの小品「間奏曲」と「タランテッラ」
シューベルト : アルペジォーネ・ソナタ イ短調 D.821

•吉村 結実 (オーボエ)
テレマン : 12のファンタジーより第8番 ホ短調 TWV40:9
パスクリック : ドニゼッティの歌劇「ポリウート」の主題による幻想曲
ブリテン: 世俗的変奏曲

《アンコール曲》
・吉村結実
シューマン : 献呈
・吉村結実 & 浅野宏樹
ラフマニノフ : ヴォカリース



by PochiPochi-2-s | 2017-06-10 23:40 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

生きている喜びを感じられるように生活したい


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