今日は令和元年度第1期水泳教室の最終日だった。
朝起きた時まだ降っていた雨も出かける頃にはすっかりやんでいた。
最終日はいつもそうなのだが、“泳いで泳いで泳いで”だった。
どれぐらい泳いだのだろうか。
隣のコースのグループから「あんたらよう泳ぎはるなぁ」の声がかかるほどだった。
9月から始まる第2期の目標は「ターンの仕方を習得した上での25m×4のメドレー」。
先生がみんなにそう言っていたが、はたしてできるだろうか。
まあ全く泳げなかったことを考えれば、4種目も泳げるようになっただけでもいいかなと考えることにした。
若い時と違って今はもうなるようにしかならない。
午後から気になっていた押入れの中の私のコーナーを整理した。
思いもかけず懐かしい手帳が出てきたのだった。
随分前に買ったもので、表紙は皮。
中のレフィルを取り替えることでどのような用途にも使えるようになっている。
買った当時どういう目的で使おうと思ったのか。
今となっては全く覚えていないのだが、どんなことに使おうかとそのことが夕方まで頭から離れなかった。
「あっ、そうだ!」
突然ひらめき、この前の絵の教室から持ち帰ったノビルを簡単にスケッチしてみた。
そして 手持ちの水彩色鉛筆 (watercolor pencil)で簡単に色をぬってみた。
簡単な説明もつけてみた。
まあ!
こんな使い方ができる。
少し弾んだ気持ちになった。
縦 22cm、横12cmの大きさ。
どこにでも持っていける。
大きな画用紙に描くには小さすぎる花もこの手帳になら簡単にスケッチできる。
いつか花や木、草のスケッチでいっぱいにしたなぁ。
ノビルのスケッチをしながらそう思っていた。
懐かしい手帳の出現で生まれた小さな夢がかなうだろうか。
また楽しみが増えた午後だった。