昨日の朝水遣りのため庭に出てみると
山芍薬が咲いていた。
早速デッキに持ってきて写真を撮った。
この花と私のつき合いは長い。
このいかにも弱々しい感じの花弁と花の雰囲気が好きで絵に描きたいと思い、
絵を習い始めて数年たった頃購入したのを覚えている。
購入した翌年は見事に咲き、念願の絵を描いたのだった。
しかしその後、いっこうに花芽をつけなくなった。
毎年毎年新芽は出てくるのだが、花芽は付いておらず、花は咲かなかった。
土や場所が悪いのかと植木鉢に植え替えてみたがそれでも花芽はつかなかった。
4年前の7月ことだった。
しかしその後、その郵送された種は育ちはしたが花芽はつかなかった。
昨年の春のことだった。
「あの山芍薬、何故か枯れてしまったの。街中では育てるのが無理かもしれない。
もし株分けができるのなら一株譲ってくれたらありがたいのだけれど」
Hさんに頼まれた。
早速株分けをして彼女に郵送した。
そして花を咲かせるポイントをその時に聞いた。
「肥料のやり方がポイントで、あとはネットで調べればいい」
彼女の答えだった。
「山芍薬の蕾がついたわ。花が咲くかもしれない。ありがとう」
この春先、突然彼女からメールが届いたのだった。
ええっ! 長年あの花がつかなかった山芍薬に蕾がついた?
早速庭に出て様子を見てみたが、まだ蕾難しの状態で花芽がついているかどうかもわからなかった。
彼女は大阪市内南部に住み、私の家は北摂の町にある。しかも坂の上で温度が低い。
彼女の住む場所とはかなりの温度差があるように思うのでそれも仕方がないこと。
しばらく待つことにした。
しかし、暖かくなるにつれ葉が出て茎が伸びてきていたが、蕾がついているようには思えなかった。
「今年もまた花が咲かないのかなぁ」
そう思い諦めかけていた2〜3日前に蕾がついているのに気がつき、昨日なんと花が咲いたのだった。
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。
やはり肥料がポイントだったのだなぁと思ったのだった。
去年山野草展の会場入り口の前で山野草の即売展を出している花屋さんのおっちゃんに育て方を
詳しく聞いたのがよかったのかもしれない。
4、5、6月に粒になった置き肥をやり、植木鉢の場合は2年に1度、土をかえて植え替える。
半日陰を好む。
早速絵に描きたいと思った♪