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「大阪弁は音楽的」

遅い朝食の後、何気なくテレビのスイッチを入れた。
映ったのは、6チャンネル・テレビ朝日放送「題名のない音楽会」

突然、佐渡裕さんと宮川彬良さんの面白い会話が耳に入ってきた。
「私は関東出身だが、大阪弁は、独特の粘りがあり、リズム、抑揚などが、
音楽的に聞こえる」

「むむっー、どういうこと?」

例がいくつか挙げられていた。
手は、“て” じゃなく “ てえ”
数字は、い〜ち、にい、さ〜ん、しい〜、ご〜、ろく、しい〜ち、はち、
く〜、じゅ〜う
またお釣りなどでは、ひゃーくえーん、にーひゃーくえーん、、さーんびゃくえーん
先生は、“センセイ”ではなく、”センセ”

関東出身の宮川彬良さんにとって、
大阪弁は、本当に、音楽のように聞こえるらしい。
新鮮さと驚きで、毎日が面白くてしようがないようだ。
「大阪弁には情がある」と、番組の中で、彼は言っていた。

「大阪弁は音楽的」_b0344816_20224218.jpg



佐渡裕さんも、
「地域やそこで使われている言葉によって、同じ音楽でも表現方法が違う。
例えば、同じモーツアルトでも、ウィーンで演奏されるのとベルリンで演奏される
のとでは、違った感じになる」と言っていた。

極端に、大阪弁的にアレンジされたハンガリー舞曲第5番(J・ブラームス)を、
彼の指揮、大阪市音楽団で演奏。

「作曲者ブラームスも、ドイツの港町ハンブルグで泣いている」
(佐渡裕さんのコメント)

大阪市音楽団は、今年4月に大阪市から独立した吹奏楽団。
拠点を大阪の南港に移し、再スタートをきった。

「代表的な音楽は港町で生まれることが多い」という理由らしい。
例えば、アルゼンチンタンゴ。ブエノスアイレス港から。


「大阪弁は音楽的」_b0344816_20225666.jpg


「ロシュフォールの恋人たち」「宇宙戦艦ヤマト・大和渦中へ」などが演奏された。
楽団員たちの楽しそうに演奏する姿が印象的だった。
宮川彬良氏と共に、大阪市音楽団が活躍されることを祈りたい。

それにしても、
音楽と言語性、地域性の関係の話が興味深かった。

《大阪弁が音楽的に聞こえるとは!》

驚き以外の何物でもない。


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by PochiPochi-2-s | 2014-11-16 22:16 | Comments(0)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s