雨降りやまず

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昨夜遅くから雨が降り始めた。
朝方ふっと目が覚めた時もまだ雨は降り続いていた。
「いやだなぁ。今日は出かける日だのになぁ。
絵の道具は大きいから出かけるまでに止んでほしいなぁ」
そんなことを考えながら、まだ早かったのでまた眠ってしまった。
再び目覚めた時にもまだ雨は降っていた。
しかし、雨はかなり小降りになってきていた。
「しめた! やっぱり晴れ女やわ」
しかし、そう思ったのも束の間。
再び雨はかなり強く降り始め、裏山は雨に煙って何も見えなくなってしまった。
夕方帰ってくるまでほぼ一日中雨は降っていたようだ。

まどみちおさんの詩・『あめの おと』を思い出した。

 あめの おと  

あめの おとってさ
くさに しとしと
いけに ぽちょぽちょ
ほどうに ぴちぴち
かさに ぱらぱら
とたんの やねには
たんたか たんたか
おもしろいんだよな
でもさ
あんなに たかい たかい
てんから ふってくる
とちゅうの おとって
ああ どんなんだろうなぁ



# by PochiPochi-2-s | 2017-11-08 23:32 | 日記 | Trackback | Comments(4)

バイク、諦めたんよ

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「あらぁ、元気やった? 最近会わへんかったけど、どうしてはったん?
まあ私も最近はあんまり外に出てないから。会わへんのも不思議やないわね」

ケヤキの葉がきれいな黄色になってきたので、家の前の道路から見上げていた時、
何処からか声をかけられた。
慌てて振り向くと、すぐ近くのOさんだった。
バス停が近くにある地域巡回バスから降りて家に帰るところだった。

「まあ、今日は。ほんとうに久しぶりですね。お元気でしたか?
最近はバスを使ってるんですか? もうバイクには乗らないの?」

「そうなんよ。私ももう歳だから危ないし、何かあったら大変やからバイクに乗るのはやめときと、家族みんなが反対するんやわ。だから、バイク、諦めたんよ。最近はこうして時々バスで買い物に行ってるんよ」

しゃれたリュックを背中に背負って、ナイロン製の買い物袋片手に元気に話すOさん。
もうすぐ90歳に手が届くという年齢にはとても見えない。
20年余前この地に家を建て引っ越してきた時、Oさんは毎日のようにバイクに乗って買い物に出かけていた。ちょうど今の私ぐらいの年齢だった。坂の急なこの住宅地に住む女性にとって自動車に乗れないとなると、毎日の買い物はかなり負担になる。だから元警察官のご主人が彼女にバイクの乗り方を教え、訓練したと聞いている。
その彼女が90歳近くになってやっとバイクに乗るのを諦めたという。
誰が考えても当然のことだと思うが、元気な、足腰の丈夫な彼女はまだ少々不満らしい。

90歳過ぎともうすぐ90歳の夫婦2人だけの生活。
孫や子供夫婦が度々訪ねてはくるが、常日頃は全く2人だけの生活。
2人ともまだまだ元気で毎日の生活を楽しんでいるように見える。
家の前はいつも花がきれいに咲いている。
草花の好きなご主人が植え、毎日よく世話をしている。

「じゃあまたね。お父さんが待ってるから帰るわ」
しゃんと背中を伸ばして歩いてゆく彼女の後ろ姿が眩しかった。
なんだか勇気をもらったような気がしたのだった。




# by PochiPochi-2-s | 2017-11-07 22:51 | 日記 | Trackback | Comments(4)

時間がかかる

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南天
(2017年1月)


朝、水泳教室にいくまでの間、今まで描いた何枚かの絵を出してきて眺めていた。
来年2月の作品展に出す絵6枚(予備2枚を含む)を12月の初めまでに決め、
提出しなければならない。
いざ選ぶとなると、つい迷ってしまう。
「あっ、その南天の絵、年賀状に使ったらどう?」
背後から声がかかった。
「年賀状に? ああもうそんな時期か。
今年の年賀状はカラスウリとスズメウリの絵やったなぁ。
来年はこの南天がいいかもしれない」
そう思いながらプールへ急いだ。

「嬉しいわ!」
伏し浮きから始まる一連の基礎練習を終わり、クロールを泳いだときだった。
すぐ前の人に遅れずについて泳げたのだった。
習い始めて、そして一段階上のこのクラスに入れられて始めてのことだった。
いつもなら、私でグーンと遅れ、背泳で引き返す時さらに遅れる。
しかし今日、初めて引き離されずに前の人について泳ぐことができた。
しかもそれほど苦しくはなかった。
ここ何回かの日曜日の自主練習(?)のいい結果なのだろうか?
「やっと水泳が楽しくなってきた。そう思えるって嬉しいなぁ」
帰りの自動車の中でいつの間にか心は弾んでいた。
全く泳げず習い始めてから3年という時間が経っていた。

ふり返ってみると、絵もそうだった。
習い始めの頃、全く描けなくて絵の教室に通うのが嫌な時が多かった。
午前中の仲間との英語のサークルのあと、絵の教室に電車で通うのが億劫だった。
誰に勧められたわけでもなく、習いたいと自分で思い、通い出したのだが、
思うようには描けずに嫌になり始めていた。

そんな時、同じサークルの、ひとまわり年上だが仲のよかった友人Hさんが、
私に諭すようによく言ってくれた。
「習い事というのは、毎回休まずにきちんと行って習ってこそ習い事なのよ。
私は雲雀(ヶ丘)までだから、川西は一つ手前の駅。一緒に行きましょう。
休んではダメよ」

今から思うと、彼女がいたからこそ欠席せずに通い続けることができたのだろう。
(彼女とはのちに、ハンブルグとブレーメンを一緒に旅行した。)
そのうちにだんだんとデッサンができるようになり、絵の具も使えるようになっていった。
そしてほんの少しだけ“もうちょっと上手になりたい”という欲がでてきたのだった。
習い始めてからかなりの時間が経っていた。

自動車の運転も同じ。好きになるまでかなりの時間が経っている。
ケーキを焼くのも同じ。
私はどうもこのような性格なのかもしれない。

“好きこそ物の上手なれ”と言われるが、
その前の段階、何事も好きになるまでかなりの時間がかかるようだ。




# by PochiPochi-2-s | 2017-11-06 23:22 | 思い | Trackback | Comments(11)

継続は力なり

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2階の部屋の窓から


庭のケヤキの葉がだんだんと紅葉してきた。
これからケヤキの葉の落ち葉の掃除が朝一番の仕事になるだろう。
毎年この時期、いったいどれほどの数の葉が落ちるのかしらと思うほどたくさんの葉が落ちる。
今日も朝から落ち葉の掃除をした。

なぜか楽しくて、ハミングしながら落ち葉を掃いていた。
先日ずいぶん久しぶりに会ったU君から届いたメールに書かれていた言葉に心を動かされたからかもしれない。

《学生時代からやってきた好きなことを職業にできて幸せにやってこれた。
振り返って素直に感謝している》

「幸せな人だなぁ。ずいぶん久しぶりだったけれど会えて話せてよかったなぁ」
箒を動かしながら、もう一度先日の会話を思い出していた。
庭の石蕗の花が満開近くになっていた。


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「平泳ぎ、やっと泳げたわ!
20mまでは一気に泳げるようになった。あと5m。たぶん明日泳げるやろうなぁ」

今日も誰かさんによって“ルーティーン化”され始めた”日曜日の水泳“に行ってきた。
行く限りは積極的に泳ごうと決めていた。
クロールと背泳をかなり泳いだだろうか。
次は平泳ぎをしようと足だけとか手だけとかと黙々と練習した。
「あれ? いけそうだ」
なんと20mの旗のところまで泳げたではないか!
『継続は力なり』
この言葉が心に浮かんだ。
明日の水泳教室が楽しみだ。
こんな積極的な気持ちになれたのは初めて。

水泳がだんだんと楽しくなってきた。




# by PochiPochi-2-s | 2017-11-05 23:46 | 習いごと(絵・水泳) | Trackback | Comments(2)
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きれいに拭かれた窓ガラス


昨日のこと。

「今日は朝から花の植え替えをするん?
もし植え替えるんなら、こっちは窓を拭くわ」

最近は日、中はともかく朝夕がめっきり寒くなってきた。
いよいよヴィオラのシーズンだ。
毎年この頃、花の植え替えをすることにしている。
夏・秋の花から冬から春にかけての花に植え替える。
おもにヴィオラを中心にして。
ヴィオラのほとんどの花の色を黄色の濃淡にしている。
冬の寒々しい中、このカナリアイエロー系の黄色はなんだか暖かい気がして好きな色だ。
何よりも正面の道路からオープンガレージをのぞいたとき、パッと目に入る黄色のかたまりは
明るくて華やか。
自然とウキウキするのである。
暗くなりがちな冬、せめて気持ちだけでも明るくと、毎年この時期の私の行事になっている。
いわゆる庭の模様替え、冬ヴァージョンである。
来年の春先から初夏にかけてまで楽しめる心が弾む仕事となる。

朝から夕方までランチ休憩を挟んでだが、まる一日かかってしまった。
お陰で、正面の道に沿った植え込み、オープンガレージ横の飾りかご、玄関までのスロープ横のプランター、門を入ったところの植え込み、庭、デッキの上と、代わり映えはしないが何時もの冬ヴァージョンになった。
あとは球根の植え込み、裏庭の手入れが残っているがまた日をあらめてすることにした。

「まあ、きれい!」
庭にかかりっきりだった間に、いつの間にか家の窓ガラスがきれいになっていた。
1階も2階も、全ての窓ガラスがきれいに拭かれ、ピカピカに光っていた。
主人の特技のひとつ。窓拭き。
ゆるめに絞った雑巾と固く絞った雑巾2枚を使って拭きとるだけだのに、
どうしてこんなにきれいになるのか私にはわからない。
でも拭いてくれるだけでありがたい。
「ありがとう。向こうがはっきり見える。まるで透明! 気持ちがいいわ」

夏場の簾をはずしたたあと窓ガラスの汚れが気になっていた。
彼も同じ気持ちだったらしい。
何も特別なことはしないが、2人で協力してそれぞれが出来ること、得意なことをすると日常の仕事は楽しくなる。
「ああスッキリした」
一仕事終えた後の爽快感は何事にも代え難いものだった。

でも…
「うん?この疲れは?」
今日は一日ほとんど何もできなかった…
今まではこんなことなかったのに…と。

夕方、長男の住むマンションまでドライブをした。
ハル・アサヒが好きなチーズケーキ、ハム、カルピスウォーター(濃いめ)1箱を届けに。
「あッ、濃いめのカルピスウォーターや。めっちゃ嬉しいわ。
でも一本68円とは!めっちゃ安いやん。おじいちゃんありがとう。
おばあちゃんのチーズケーキもあるし、明日からのおやつが楽しみや」

「こんなものでこんなに喜ぶなんて。まだまだ可愛いもんやなぁ」
運転しながら主人はつぶやいていた。

帰り道、フロントガラスから見える月は幽玄の美という言葉を思い起こさせるような
美しい月だった。
思わず見惚れてしまった。


《11/5写真追加》

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あわてて写した2人の写真
ちょっとピンボケ
ハル(中1)とアサヒ(小3)
急に背が伸びはじめたハルちゃん。
どんなに背伸びしても追いつけないアサヒちゃん。
でも、相変わらず仲がよい。
(マンションの前で)


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帰り道、フロントグラス越しに見た月
フロントグラスの汚れがまるわかり…




# by PochiPochi-2-s | 2017-11-04 23:37 | 日記 | Trackback | Comments(13)
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11月に入り晴天が続いている。
きれいな夕陽にふっと気がついた。
慌ててカメラを手に取り2階のベランダへ。

左端の街明かりの向こうには大阪国際空港(伊丹空港)がある。
今日もたくさんの人がここから飛び立ち、
またここに着陸したことだろう。
離発着する飛行機を見ていると、
私もまた何処かへ飛んでゆきたくなった。

夕陽に向かって飛んでいく飛行機には
どのような人たちが乗っているのだろうか?
飛行機の窓から見る夕陽はどのように見えるのだろうか?
地上で見るのとまた違った感じに見えるのだろうか。
夕陽に向かってどこまでも飛んでいきたいなぁ。


《11月のカレンダーより》
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滝雲が超える〈北アルプス樅沢岳より〉/ 久野巌

日本山岳写真協会のカレンダー
日本の名山・11月

山好きな私のために
Nickさんがわざわざ送ってきてくださったカレンダー

青空を背景にキリッとした山容の北アルプス
「ああいいなぁ」
思わずじっと眺めている自分に気がつく。
この時期のキリリとした清涼な空気感まで伝わってくるようだ。


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リビングのカレンダー(11月・12月)
冬のノイシュヴァンシュタイン城/ドイツ
小田切 諭

もう7年も前になるだろうか。
長年の友人アンジーを訪ねて彼女の住むウルムに行った。
彼女の夫フランツがぜひ私に見せたいからと、
1時間余のドライブで、このお城まで連れて行ってくれた。

この写真は雪の中の城だが、私の見たのは初夏の城。
青々とした木々に囲まれた城だった。
3人で英語ガイドのツアーに入り、
興味津々でお城の中の見学をしたのだった。

ランチは
彼女たちの住む村の近くの地元の人たちがよく通うレストランでとった。
一般にドイツ料理はおいしくないとはよく聞く言葉だが、
このレストランはドイツに似合わず(?)とてもおいしかった。
また行ってみたいなぁと思えるような、
おもに地元の人たちだけが来るレストランだった。
ノイッシヴァンシュタイン城近くで食べずに、
再びわざわざ1時間余かけて帰ってきた甲斐があった。
そう思えるレストランだった。



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JR東のカレンダー・11月
リゾートやまどり / 吾妻線 (羽根尾 〜 袋倉)

「錦繍」
この言葉を思い出す。
このきれいな紅葉のトンネルを走り抜ける時、
どのような気持ちになるのだろうか?
いつかこの電車に乗ってこの景色の中を走ってみたいものだ。



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片山先生のカレンダー・11月
カマツカ (バラ科)

実を描くことの難しさ。
どうしたらこのような絵を描けるのだろうか。
いつもながら実の置き方がすばらしい。

先日もガマズミの小さな赤い実を
際限なく描き続けたのだが、
途中でいやになり、
まだそのまま放っている。
近いうちに仕上げなくてはと思うのだが、
今はまだその気になれないでいる。


# by PochiPochi-2-s | 2017-11-03 22:20 | 季節 | Trackback | Comments(4)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s