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午後3時半ごろ突然激しい雨が降り出した。
風もかなり強く吹いている。
「友人のYさん家から早く帰ってきてよかったわ。その時はまだ降っていなかった…」
リビングのガラス戸越しに激しい雨風が花水木の葉を揺らしているのを見ながら、
そう思っていた。

今日は何も特別な予定がなかったので、雨が降らないという予報の出ている午前中に
美容院に行こうと昨夜から決めていた。
もうすぐ出かけようとしていた時、携帯が鳴った。
友人のYさんからだった。
久しぶりだった。
エイちゃんのことで忙しいだろうと、私に気を遣ってくれていたのだろう。
ここ暫く、彼女から何の音沙汰もなかったのだった。
「元気? 最近どうしてはる? 赤ちゃんはどう? もう落ち着いた?」
矢継ぎ早に質問が飛んできた。
私より8つも年上とは思えない回転の速さ。
身体は少ししんどいらしいが、
他人に合わすのではなく、自分のペースで動いている限りは大丈夫だという。
電話での話ぶりでは元気そうなのでほっとひと安心だった。

「あんたとこ、野菜食べてくれるわな?
お父さんが作ってくれているんやけど、二人では食べきれへんほどできるんやわ。
食べてもらえたら嬉しいんやけど。取りにきてくれるかな?
ついでにちょっと喋っていく?」

彼女独特の気の遣い方。
優しさに甘えて昼食後のできるだけ早い時間に尋ねる約束をした。
お土産に彼女の好きなレーズンパンをと思い、
美容院に出かる前にホームベーカリーにセットしていった。

久しぶりにあったYさんは顔色も良く、想像以上に元気だった。
約1時間近く、お互いの近況報告も兼ねていろんなことを思いっきり話しあった。
久しぶりの思いっきりのおしゃべりは時間がたつのも忘れるほど楽しいもの。
気持ちもスッキリ、心も軽くなった。
また連絡すると約束をして、たくさんのおいしい野菜をいただいて帰ってきた。

「楽しかったなぁ…」
家に帰りほっとした途端、思いっきり激しい雨が降り出した。
予想外に強い風雨。
「早い目に家に帰ってきたよかった!」
そう思いながら戸外の強い風雨にしなる花水木を眺めていた。

夕食?
勿論、おいしい茄子、柔らかい三度豆、取りての新鮮なきゅうりを使ったのは言うまでもない。

夜には雨は止んで気温は一気に下がった。


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もらってきた野菜





# by PochiPochi-2-s | 2017-07-09 23:00 | 日記 | Trackback | Comments(8)
今日は土曜日。
土曜の朝の楽しみのひとつ、ゆすらうめさんのブログ「土曜の一曲」をのぞいてみた。
今日の一曲は ビートルズの「Let it be」(あるがままに)。

この曲を聴いているうちに、さまざまなことが心に浮かんでは消えていった。
学生時代、クラブの一つ年下の後輩で、熱烈なビートルズファンがいた。
彼はほとんど全てのレコードを持っていた。
何故か彼はいつも私に声をかけ、言った。
「ビートルズ、最高でっすね! レコードを貸しますよ。ぜひ聴いてください」
彼から薦められるままにビートルズのレコードを下宿でよく聴いたものだった。
いつの間にか私もビートルズが好きになっていた。
その彼が卒業後暫くして癌で亡くなったと他の後輩から聞いたときには、
ショックで、悲しくて言葉も出なかったことが今でも思い出される。
ビートルズの曲を聴くと、彼のあの優しい、人の良い、明るい笑顔を思い出す。
ビートルズの話をしていた時のあのキラキラと輝いていた目を思い出す。

「らしくあれ」
この言葉も、心に浮かんできた一つだった。

先月中頃のこと、中学時代の友人から電話があり、
4月にあった1泊2日の白浜での同窓会の様子とその後のみんなの近況を知らせてくれた。
私は当日断れない先約があったので同窓会には出席していなかった。

「あの数学のM先生が亡くなられたのよ。同窓会に出席してもらうように頼みに行った時は、
すごく元気で喜んでいたらしかったけど、同窓会の直前に急に亡くなられたとのこと。
心筋梗塞だったらしい。一番健康で元気そうだったのに…」
友達は電話の向こうでそう言っていた。

85歳ぐらいだったと思う。
背は低いが、背筋がしゃんと伸びて格好のいい先生だった。
駅の階段も決してエスカレーターを使わず、一段飛ばしで昇る先生だった。
70歳を過ぎてから、奥さんと二人でドイツに何度か旅行していた。
日独の戦争に関係のある場所を訪ねて回りたいのだと、ドイツ語も英語も全く話せないのに
個人旅行で訪ねて回っていた。ミュンデ、キール、ハンブルグなどを。
私は、その旅行の話を同窓会で聞くのが楽しみだった。
「 M先生らしいなぁ」
話を聞くたびにそう思っていた。
その先生が亡くなられた。暫くは寂しい思いで悲しさで胸があふれんばかりだった。

「らしくあれ」
中学校の卒業時に私達100人余りの生徒にくださった言葉。
いつも立ち止まっては考える、考えさせられる言葉。
「私らしく生きればいいか。あるがままに」
最近はそう思うようになった。

所用があり京都への行き帰りに自動車の中でも、
この 「Let it be」と「らしくあれ」をずーっと考えていた。

今日のゆすらうめさんの土曜の一曲はいろんなことを思い出させてくれる一曲だった。



# by PochiPochi-2-s | 2017-07-08 23:35 | 思い | Trackback | Comments(4)

星に願いを - 七夕 -

今日は七夕。小暑。
一年に一度だけ織り姫と彦星が天の川を渡って出会う日。
雨で天の川を渡れない時は、鵲(かささぎ)に乗って、ふたりは会いに行くという。
「明日は晴れればいいのになぁ」と昨夜寝る前に心の中で願った。

しかし、朝起きると曇ってた。
しかも、時々 ぽつん、ぽつんと雨粒が…
「雨なのかなぁ〜」
そう思っていたが、お昼頃から太陽が顔を出し、夕方には暑いくらいの晴天になった。
用事があり駅前に行くと、例年通り4本の大きな笹飾りが飾られていた。
近くの校区の老人会、小学校、幼稚園等の協力で毎年飾られている。
いったい何人の人が、子供たちがこれらの短冊を書いたのだろうか?
そこにはどのような願いが書かれているのだろうか?
毎年この笹飾りの前を通り過ぎる時にそう思う。
しかし、立ち止まって、きれいに飾られた七夕の笹飾りは見るが、
何故か短冊を読んでみようと思ったことはない。
人の願いはそれぞれ願いを書いた人のもの。
他人の心の中を覗き見するような感覚になるからだろうか?
神社の絵馬に書かれた願い事を読まないのと同じ気持ちなのだろう。

ふと思った。
子どもたちが小さかった頃、七夕によくこの笹飾りをつくり、家の前に飾っていたなぁと。
家に帰り、アルバムを引っ張り出して探してみた。
しかし、毎年夏休みが始まるとすぐに行った家族旅行の写真はたくさんあるが、
笹飾りそのものの写真は何故か写していなかった。
小5、小3、2歳半の子供たちを連れて八方尾根を登り、八方池まで行った写真や
白馬の大雪渓のさわりまで行って遊んでいる写真、霧ヶ峰や車山高原で遊んでいる
写真、黒部湖・立山室堂に行った時の写真などがあり、どの写真も嬉しそうに笑っている。
今にも笑い声が聞こえてきそうだった。
賑やかな子供たちの笑い声が聞こえる幸せな時間だった。

一方、今夜もTVニュースは、一昨日の九州豪雨によって引き起こされたすざましい、思わず目を覆いたくなるような光景を映し出していた。
被災された人たちのこれから先の生活を考えると、気の毒でならない。
一日も早くこの豪雨がやみ、災害がこれ以上拡大しませんように、
どうか気を強く持って、前向きに元の生活を取り戻せることができますようにと心から思う。

今日は七夕。
『星に願いを』の歌に耳を傾けながら、
被災された人々に再び平安な日々が戻ってきますようにと願いたいと思う。

夜空ではお月様が美しい光を放ち、星が輝いていた。
きっと織姫と彦星は会うことができただろう。


《星に願いを》



(日本語版)
輝く星に心の夢を
祈ればいつか叶うでしょう
きらきら星は不思議な力
あなたの夢を満たすでしょう

人は誰もひとり
哀しい夜を過ごしてる

星に祈れば淋しい日々を
光り照呉れるらしてくれるでしょう



(英語版)
When you wish upon a star
Make no difference who you are
Anything your heart desires
Will come to you


If your heart is in your dream
No request is too extreme
When you wish upon a star
As dreamers do

Fate is kind
She brings to those who love

The sweet fulfillment of
Their secret longing

Like a bolt out of the blue
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star
Your dream comes true





# by PochiPochi-2-s | 2017-07-07 23:28 | 日記 | Trackback | Comments(2)
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ウリハダカエデ


先週から描き始めたウリハダカエデ
最初この枝についた果実を見た時、「あっ、描いてみたい」と思った。
この果実のプロペラの形、色がとても魅力的だったからだった。
すぐにこの果実を描くことに決め、スケッチに取りかかったのだった。
しかし、果実の形をとるのが私にはとても難しく、時間ばかりが過ぎていくように思えた。
そのうちに、雰囲気だけでも表現できればいいかなと思いなおし、毎日少しづつ少しづつ空き時間に描いていった。
いつの間にか1週間が過ぎ、今日やっと完成かなと思えたのだった。

果たして雰囲気だけでも描けただろうか?

夕方気分を変えて、この前から作ろうと思っていた『しそ餃子』を作った。
自分で作る餃子はおいしいなぁと、嬉しく心が弾んだ♪


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More 新しいCDラジカセ
# by PochiPochi-2-s | 2017-07-06 23:40 | 習いごと(絵・水泳) | Trackback | Comments(8)

西瓜

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「おばあちゃん、西瓜ありがとう。甘くておいしかったぁ!」
西瓜大好きのリョウちゃんからのいつもの"ありがとうコール"に触発されて、
今回は自分たちのためにも西瓜を買ってみた。

「うん? この西瓜のにおい! あの昔の懐かしいおいしい西瓜のにおいだ」
心は 一気に、子どもの頃よく遊んで過ごした畑に飛んでいった。

子どもの頃、3箇所にあった畑の一つの一角に、父は他の作物と一緒にスイカやマッカウリ(マクワウリ)を植えてくれ、夏休みになると、毎日、私や弟、従兄妹のカッちゃんやケイちゃんを連れていった。
その頃の私たちは畑で思いっきり走りまわって遊ぶのが好きだった。
野菜やその他の作物の間に小鳥の巣を見つけたり、その巣の中に卵を見つけたり、
畑には 楽しくて興味をそそるのものがたくさんあった。
みんなで笑い転げながら草引きをしたり、水やりを手伝ったりして遊んだものだった。

「オーイ、ちょっと休憩や。冷やしておいたスイカでも食べようか。よう冷えててうまいぞ」
父は 何時も畑に来るとすぐに食べ頃の西瓜を選び、畑の井戸の中で冷やしてくれていた。
何故だかわからないが、父の選ぶ西瓜はいつも甘くて、シャキシャキとしていておいしかった。
ある時あまりに不思議に思ったので、どのように選ぶのか、何を基準に選ぶのかを父に聞いたことがあったが、いつも「さあな」「なんとなくかな」「感覚やな」最後には「美味しそうなにおいを感じるのや」などと、そんなことしか言わなかった。多分父にもはっきりと言える理由がなかったのだろうと今になって思うのだが。

西瓜の縦の縞模様に沿って爪でキズをつけ、最後にはポンと拳骨で叩く。
西瓜は見事に真っ二つに割れる。時にはうまく割れずにバラバラになる時もあったが、
それもまたおもしろく、大笑いしたのだった。
包丁など全く必要なかった。
畑で、手で割ったスイカを食べる時のそのおいしさ!
今でもその光景を思い出すだけで、思わずゴックンとつばを飲み込みたくなるくらいだった。

「わあ、西瓜が6当分や8当分に切って売られている!」
大学生になり、都会で生活するようになって最初に驚いたことだった。
田舎育ちの私には全く想像できないことだった。

西瓜には思い出があまりにも多い。

「何の屈託もない、無邪気な幸せな時間だったなぁ。
果物の中で、やっぱり西瓜が一番好きやわ」

あの懐かしい、おいしいにおいのするスイカを食べながらそう思ったのだった。



# by PochiPochi-2-s | 2017-07-05 23:32 | 思い | Trackback | Comments(12)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s