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ミツマタ



「明日、起きると雨がやんでますように」
昨夜そう願って床についた。
しかし、朝 起きてみるとやはり雨が降り続いていた。
まるで『春の嵐』のように雨風がきつかった。

今日は私にとっての初孫のハルちゃんの中学校入学式。
できれば晴れてほしいと思っていたが、願い叶わず雨の入学式となってしまった。
6年前の小学校の入学式の日も雨だった。
"普段は晴れ男のハル"と言われ行事の時はよく晴れるのだが…。
思えばハルちゃんのお父さん(長男)も、何か事あるごとに雨だった。
小学校の入学式、中学校の入学式、遠足、修学旅行等々。
挙げ句の果てには結婚式も雨だった。
式の前は晴れていたが、教会での挙式の間はずーっと雨。
挙式後 教会前での写真撮影の時は,
ほんのちょっとの間雨が止み、無事写真撮影ができたのだった。
披露宴会場に移動する途中からまた雨が降り出し、その後終わるまでずーっと雨。
親子共々 よほど"雨降り"に好かれているのかもしれないなぁ。
そんなことを思いながら、
まだ仕上げていなかったミツマタの絵を取り出し、なんとか完成させようと描いた。
夕方 完成、ほっと一息ついたのだった。
みると必ず描きたくなるが、形のとりぬくい難しい花である。


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ヒメオドリコソウ


「ここら辺りに、あと2、3 花を描いたらどうやろうか。
花のかたまりの中からいくつか飛び出して咲いているように見えるから」
この前の教室で先生からアドヴァイスがあった。
「ええっ、まだ花をたすの…」
でも、たして見た。
この前の絵と印象が変わった。
先生の言っていたとおりだと思った。


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裏山の桜


裏山の桜が更にきれいになってきた。
毎年この山の桜を眺めるのが楽しみのひとつである。
今年も楽しめてよかったなぁと思う。

それにしても、連日雨がよく降る。
今日で5日目であった。
この雨のなか 庭では春の花が次々に咲き始めている。
花海棠は満開になり、こぼれ種で増えたワスレナグサもやっと咲き始めた。


雨のなか咲き始めた花海棠
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ワスレナグサも咲き始めた
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# by PochiPochi-2-s | 2017-04-11 23:13 | 習いごと | Trackback | Comments(6)
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タムシバ



もう春なのにリビングの壁にかかる絵はまだ冬の花の絵だった。
「早く春の絵に掛け替えなくては」と思いながら、何故か一向にやる気が起こらない
日々だった。2月なかばの娘の思いがけない早産から、緩やかな、のんびりした、静かなシニア二人の生活は、思わぬ忙しさ、賑やかさに追いかけられる生活に一変してしまった。休めるのは土日のみ。ふと気がつくと、日本や遠い海外の国に住む友人たちにメールを送ったり、手紙を書いたりすることも止まってしまっていた。
"心のゆとり"を失ってしまっていたのだろう。
「そうだ。今日 掛け替えよう」と思い、
やっと重い腰を上げ、朝から冬の花の絵を春の花の絵に掛け替えた。

まずはタムシバと取り上げたとき、昨日の岡山への雨のドライブを思い出した。
所用があり、岡山まで山陽道を走ったのだった。。
春先の山陽道では、あちこちの山に山桜が咲き、山の色は早春の山の色だった。
まだ萌黄色とまではいかないが、ぼんやりとした淡い薄緑色、薄い黄色、薄いピンク色などの混じったこの時期特有の淡い色合いの山の色だった。しかし、時々ハッとわたしの目を惹くものが車窓からの風景を横切る。「何なんだろう?何の花だろう?」とじっと目を凝らして見る。よく見ると、それはこの絵のような白いタムシバの花だった。びっくりするくらいたくさんのタムシバの木が花を咲かせていた。また、艶やかな濃い赤紫色のミツバツツジ、道路側に植えられているレンギョウの黄色やユキヤナギの白い色もみごとだった。
行った先々では、雨も止み天気も回復した。運良くちょうど満開の時期を迎えた桜の花を思う存分楽しめ、おまけに帰り道、高速道路の思わぬ渋滞による途中下車のお陰で(?)、今まで全く知らなかった桜見物の穴場を見つけたのだった。今年はもう見物に行く時間的余裕はないが、来年は一番最初に訪れたいと思うほどすばらしい場所だった。

朝早く家を出た時は、まだ雨が降っていた。
「ああまた蓬莱峡の横を通るのか。しかも、今日は雨が降っている…」
あの悲しい事故からもう半世紀近く経つが、決して忘れることはない。
あの時 工事中であった中国自動車道を自動車で走ると、必ずこの蓬莱峡の景色が車窓
から見える。昨日は"雨の蓬莱峡"だったのでいつも以上に強く思い出してしまった。
「T君もY君も二人とも、生きていたら今迄どのような人生を送ってきただろうか?」
青春時代のほんの一瞬(いっとき)同じ時間を共有し、心ゆくまで話し、笑い転げた仲間。あの時から随分長い時間が経つが私の心の中では何時迄も20歳前後の顔のT君とY君がいる。彼らは決して歳をとらない。
「彼らのことを充分心に留めて これからの残りの人生を悔いのないように生きよう」
昨日は、雨の蓬莱峡を車窓から眺め、あらためて心に誓ったのだった。
いつまでも心に深く残るできごとだった。

「ただいま」
帰ってきた主人の声に、再び絵を掛け替え始めた。
今日選んだ春から初夏にかけての花は何故か白い色の花が多くなってしまった。
「まあこれも良しか!」
掛け替えた絵を眺めながらそう思った。




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去年描いたフジ




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モミジイチゴ

※ナガバモミジイチゴかもしれない



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イチヤクソウ





友人Hさんからプレゼントされた「和紙ちぎり絵」
フリージア
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More ラショウモンカズラが咲いた!♪
# by PochiPochi-2-s | 2017-04-10 21:53 | 思い | Trackback | Comments(4)
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春風の 花を散らすと 見る夢は さめても胸の 騒ぐなりけり
(西行)


春、ついに桜の季節がやってきた。
「あそこが満開になった」,「ここが満開になった」と聞くたびに、
毎年桜見物に行く場所の桜が気になってしかたがなかったここしばらくだった。

あ〜あっ…
今日も雨…
丸2日降り続いている。
「今日こそは晴れたら、桜見物に行こう」
昨夜から決めていた。
しかし、一向に雨は降りやまなかった。
お昼過ぎほんの少し小降りになったので、
「雨中ドライブで桜見物としよう」と出かけた。
雨に霞む桜はやはり心踊らなかった。
晴れた日にもう一度出かけることにして、そそくさと帰ってきてしまったのだった。
おいしいいちご大福だけを買って。



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裏山の桜


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近所の団地の桜のトンネル


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池田・旭丘住宅の桜のトンネル


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More やはり花芽だった♪
# by PochiPochi-2-s | 2017-04-08 23:15 | 日記 | Trackback | Comments(10)
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咲き始めたキバナイカリソウ
写真手前の黄色い花



昨日午後から降りはじめた雨が一日中降り続けた。
ほんのいっとき、1時間ほど止んでいたこともあったが、ほぼ一日中雨だった。
今もまだ降っている。

そのようななか 庭に出て見ると、
2、3日前から「まだかなあ。まだかなあ。いつ咲くのだろうか?」と
毎朝気にして見に出ていたキバナイカリソウの小さな花が一つだけ咲き始めていた。
嬉しくて、雨の中にもかかわらず、飛び上がらんばかりだった。
背後のイカリソウ(紫色の花)に負けそうなくらいだが、
この冬を無事に越せたから来年はもう少し大きな株になって、
もう少し多くの花芽をつけることだろう。
ブログ友Dekoさんからいただいた花。
元気に育ってくれて嬉しい。



この花も2年目の春を迎えた。
降りしきる雨の中、健気にしっかりと咲いていた。
清楚な姿、その花弁の白い色が気に入っている。
去年は 次から次へとたくさんの花が咲いたことが嬉しくて、
それだけで満足だった。
しかし、今年は絵に描いてみようと思っている。
この葉っぱの水滴とともに。
どのような絵になるかなぁ?
楽しみが増えた。
この花もまたブログ友Dekoさんからいただいた。

そして、もうひとつ楽しみが♪
「うん?
これは花芽だろうか?」
もう随分長い間花芽が付かなかった山芍薬。
実は、毎年春、がっかりしていたのだった。
しかし、今年は少し違う。
2、3日前からどうも花芽らしきものが見えはじめた。
期待が膨らむ。
でも、慌てない。
期待外れということもあるから。
喜び過ぎずにもうしばらく待ってみようと思う。




# by PochiPochi-2-s | 2017-04-07 22:30 | 植物 | Trackback | Comments(6)
2、3日前のこと。
少し欲を出して多く描き過ぎたミツマタの花の絵に疲れ、桜の下見でもしようと
気分を変えるために出かけた。桜はまだちらほらだった。
帰り道、楽しみのひとつであるいつもの本屋さんに立ち寄った。
本棚に並べられていた雑誌を手に取りパラパラとめくってみた時、
「カメオとフィレンツェ」というタイトルが目につき、さっそく立ち読みをした。
見開き2ページの短いエッセイであった。


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読み進むにつれて、
初めてのヨーロッパ旅行でフィレンツェに滞在した時のことを思い出した。
この記事の中に書かれているヴェッキオ橋上に並ぶ貴金属店のショウウィンドウを眺めながら歩いていた時、ある店のウィンドウに飾られていたカメオに一目惚れしてしまったのだった。「どうしても欲しい。自分のお土産はこれだけでいい」と、電卓片手に辿々しい英語で値段交渉をし、買ったのだった。子供たちは主人が見てくれていた。

エッセイには、作者・ヤマザキマリさんが絵の勉強のため来ていたフィレンツェでのある老夫妻との出会いが書かれていた。
老夫婦はヴェッキオ橋近くにあった貴金属店を経営し、夫の方はカメオ職人だった。
彼は友人と二人、カメオの名産地であるナポリ近郊の町から1950年代初頭にフィレンツェにやってきて店を開いたのだった。
ある日、この店の前でふと立ち止まり、ウィンドウの前でじっと佇んでいたヤマザキさんをこの老人が見つけ、彼女に声を掛け、「もっと近くでご覧なさい」と店の中に誘ってくれたのだった。

老人は言った。
「お嬢さん、ご覧なさい。うちの店にあるのはね、全て地中海が生んだ素材で出来ているんですよ。何世紀も、何十世紀も昔から、地中海の人々に愛され続けてきたのと同じものを今も作っているんです。素晴らしいでしょう?」
またこうも言ったという。
「窓越しにあなたがデッサン紙の筒を持っているのが見えてね。芸術を学んでいるのなら、是非うちのカメオも見てもらいたくて声をかけました。そもそもフィレンツェは古代の美を探求する人々によって栄えた街ですから」

この老人フォルテさんの決め言葉は、
「カメオは地中海の恩恵と、我々職人の技が一体化した、古代から続く唯一無二の宝です」だったという。

このエッセイを読んで、最近はあまり使っていないカメオをもう一度出してきて、つくづくと眺めた。そして 思った。
「大切になおしておくのではなく、もっと使う機会を増やそう」

このカメオを買ったのは、1982年夏。
今から35年も前のことである。


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ペンダントにもブローチになるカメオ


* * *


【ヤマザキマリ】
漫画家。1967年東京生まれ。
'84年に渡伊し、
フィレンツェの国立アカデミア美術学院に入学。
'97年漫画家デビュー。
イタリア人の比較文学研究者との結婚を機に、
シリア、ポルトガル、アメリカを経て、現在はイタリアに在住。
2010年、古代ローマを舞台にした漫画『テルマエ・ロマエ』で
第3回マンガ大賞受賞、
第14回手塚治虫文化賞短編賞受賞、
世界8カ国に翻訳される。


More もうひとつのブローチ
# by PochiPochi-2-s | 2017-04-06 23:15 | 思い出 | Trackback | Comments(8)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s