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朝採りの筍


「あのゥ〜、明日 日曜日家におるかなぁ。今年も筍を持っていこうと思うんやけどなぁ。
昼頃にそっちにつく予定にしてるんやけど」

一昨日の夜、主人の岡山に住む友達 Nさんから電話があった。
学生時代からの仲のよい友人で、筍ができる竹藪を持っている。
毎年春のこの時期、自分の家の竹藪で採れる新鮮な筍を持って我が家に訪ねてきてくれる。
岡山から山陽道を走って私の家まで約2〜3時間。
「朝採りの新鮮な筍をできるだけ早く届けてあげよう」
いつも突然の電話で驚くが、彼の優しい心遣いを毎年嬉しく思う。
郵パックで送れば簡単な事だが、久しぶりに会って、顔を見ながらゆっくりと話をしたいというNさんの気持ちがよくわかるだけに、主人もまた、彼と会ってゆっくりと話をしたいという。
おっとりとした、口数の多くない、彼の優しい話し方は、私たちの気持ちを和ませ、始終穏やかな、しかし笑いの絶えない時間を何時も私たちにもたらしてくれる。話題の多さも私には嬉しいことである。
あいにくその日の午後は変更不可の予定があり1時半過ぎには出かけなければならなかったが、 前もっての了承済みで、彼は気を利かせてくれて正午に着く予定を11時前にはもうすでに私の家に到着していた。以心伝心?私たちも何となくそんな気がしていたのでちょうどよかったのだが。2時間余りの会話は短かったが、今度は私たちがNさんを訪ねると言う約束で彼は遠い道を再び岡山へ帰っていった。去年と同じく、帰りは国道を通って1000円で帰ったという。車が好きでドライブの好きな彼らしい帰り方だと思った。大阪や途中の神戸には学生時代からの思い出多い風景が点在するという。そういった風景を懐かしみながら、また奥さんとの思い出をたどりながら岡山へ帰っていったのだろう。来るときはできるだけ朝堀の筍の新鮮さを保つため高速を使い、帰りはドライブを楽しむため国道を使うという彼の考え方に頭の下がる思いだった。
学生時代の、お互い何の利害関係もなかった、学生という平等の関係で相手を信用し、腹を割って心の底から話し合える友達づきあいのすばらしさ、そして今に至るまで変わることなく付き合いができることを本当に良いことだなぁといつも思う。お互いに対する思いやりのありがたさを心から感謝する瞬間である。

天候不順で筍の生育が遅れ、まだかなと思いながら4、5日前に試しに掘り起こしてみたという。「これならば」と思い、一昨日朝掘り起こすことにし、その日のうちに親戚や友人たちに配ったという。11本の筍がとれ、そのうちの2本をわざわざ大阪まで持って来てくれた。そのNさんの温かい思いやりを考えると、どんな嬉しいことか!
感謝のひとことしか思い浮かばない。

昨日は帰宅してすぐにアク抜きし、水に漬けて冷蔵庫に保存した。
今日はまず筍ごはんをいただく予定。
明日からしばらくはこの新鮮な筍を使って筍料理が続くことだろう。
旬のものをいただける嬉しさに再び感謝。


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by PochiPochi-2-s | 2017-04-24 18:13 | 日記 | Trackback | Comments(4)
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ポートタワー、海洋博物館、ホテルオークラ神戸



「神戸のメリケンパークが新しく整備されたらしいから行ってみようか。
スターバックスも新しくできたらしいし、久しぶりに海も見れるやろうし…」

久しぶりの神戸だった。
電車が西宮を過ぎ、夙川、岡本と進み神戸三ノ宮に近づくにつれ、
車窓外の景色も電車のなかの雰囲気もなんとなく"神戸カラー"になっていく。
神戸は学生時代からよく遊んだ馴染みの街でもあり、
卒業後勤めた職場があった街でもあった。
その頃の神戸の街での思い出は限りなくある。
初めてアルバイトをした街。
元町近くの小さな通りに小さなスポーツ用品店があり、スキー用トレンカが6,800円、紺色とえんじ色のリバーシブルのスキーセーターが8,000円だった。1日働いて900円のアルバイト料ではとても買える品物ではなかったが、「いつか買いたいなぁ」と思いながら働いていた。
初めてフランス料理(らしきもの)の基礎を習ったのもこの街であり、
ベシャメルソースというものを習い、ラングドシャ、シュークリームというお菓子の
作り方を教えてもらい、オーブンという調理器具を初めて知ったのだった。
初月給で、主人と二人で神戸商工貿易センタービルの最上階で神戸港を眺めながら
豪華な食事をしたのもこの街である。
すべて50年近くも前の話である。

ランチの後、三ノ宮センター街から元町商店街へ、そして商店街の途中から港の方へ
歩く。ポートタワーと海洋博物館が見え始めると途端に感じる浜風と海のにおい。
この潮風がなんとも心地がいい。心が解き放されるように感じる。
久しぶりに見る海もキラキラと光を反射し、遠くには物を運ぶ運搬船が行き交う。

来年は1868年に神戸港が開港してから150年だという。
ニュースで報道されていたように、なるほどきれいになっていた。
芝生がはられ、遊歩道ができ、スターバックスの建物が建っていた。
海の側にはかまぼこ型のオリエンタルホテル、スターバックスを挟んで山側には
海洋博物館とホテルオークラ神戸。その後ろには六甲山が見える。

潮のにおいのする浜風を感じ、
海を眺めながらとりとめもなく話をし、のんびりと過ごす時間。
「こんな時間を大切にしたいなぁ」と思った。


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ハーバーランド・モザイク


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More 神戸大丸画廊 : アンドリュー・プライス
by PochiPochi-2-s | 2017-04-22 23:19 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

初めて描いたクサイチゴ

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クサイチゴ



この時期 花が次から次へ咲き、画材としてはよりどりみどり、溢れんばかりにある。
先日の絵の教室も春の草花でいっぱいだった。
エドヒガン、桜、一重の桃、ミツバツツジ、タムシバ、キケマン、クサイチゴ、
モミジイチゴ、キブシ、私が持って行ったラショウモンカズラ、トキワイカリソウ。

さて何を描こうか。
迷いに迷ったが、まずはエドヒガン、次にクサイチゴを選んだ。
教室ではあまり集中できず、エドヒガンのスケッチは完成しなかった。

今リビングの壁にはナガバモミジイチゴの絵がかかっている。
何年か前に描いた絵である。
「最近では桜ばかり描き、この野イチゴを描いていなかったなぁ」
そう思い、家に帰ってからクサイチゴを描き始めた。
何故か予定が詰まってしまい、落ち着いて描ける時間があまりなかったが、
今日なんとか完成させることができた。
ほっとした。


※ 【名前の由来】
キイチゴの仲間であるが、草のように見えるところから「草苺」と名付けられた。

※ クサイチゴとよく似たイチゴの種類は → ここ




by PochiPochi-2-s | 2017-04-21 23:49 | 習いごと | Trackback | Comments(6)
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春の山の色 (裏山)


春の山の色。
やわらかい、黄色がかった緑色。
私の持っている絵の具のリーフグリーンの色。
桜が終わり初夏になるまでの ほんの一瞬しか味わえない山の色。
萌黄色と呼ばれる色。
ここ何年か、私は 毎年この時期にこの山の色を見るのを心待ちにしている。
寒い冬を耐え春先に咲く春の花も好きだが 、
この淡い、やわらかい黄緑の組み合わせに心が和むのである。

ふと、モッコウバラに目をやった。
あらッ!
今年も咲き始めていた。
確か去年も一昨年もこの時期に咲いた。
この暖かさなら、一週間もすれば満開になるのではないだろうか?


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佐藤雅子「季節のうた」の五月の章の中に、『アカシアの花のおもてなし』という文章がある。

作者の家に、5月になると真っ白いフジの花に似た短い花房を枝々のさきにいっぱい
つけるアカシアの木があったが、道を通る人たちが、その甘い香りに誘われこの花を
見上げながら行くだけであった。ある時東邦大学の久内清孝先生がこの花を紅茶にうかせることを作者に教えてくださり、さっそく試してみた。金色の紅茶の中に花が白く浮かび、ジャスミンティーのようなロマンチックなにおいがなんともいえなかったという。以来、作者は「美しき五月」になると、「庭のアカシア(ニセアカシア)が花ざかりでございます。例年の花を浮かしたお紅茶を召しあがりにいらっしゃいませんか」こんな便りを、だれかれとなく差し上げたくなるという。

あと一週間もすれば庭のモッコウバラは満開になるだろう。
佐藤雅子さんの便りのように、
私もまた"モッコウバラを見ながらお茶しませんか"の便りを友人に出したくなった。
チーズケーキを焼き、紅茶かコーヒーを飲みながらの"モッコウバラのおもてなし"。
きっと楽しいだろうなぁ。
かつて ALTのネブやラビニアが度々私の家に遊びに来て、庭でケーキや紅茶を飲みながら楽しくおしゃべりをしたことを久しぶりに思い出した。それぞれ南アフリカとイギリスで元気に働いているという。いつかまた会う機会があれば、ぜひ思い出の庭でお茶をしたいものだと思った。


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今日もうひとつ花が咲いているのをみつけた。
さくらんぼの花である。
時期を違えて花をつけるさくらんぼの木が2本ある。
その遅い方の木に花が咲いていた。
今年はいくつさくらんができるだろうか?

「美しき五月」がもうすぐやってくる。




by PochiPochi-2-s | 2017-04-20 23:33 | 思い | Trackback | Comments(8)
日中の気温が高くなるにつれ、庭は急速に春の庭になり始めた。
描きたいと思う花がたくさんあるのだが、追いつかない。
久しぶりに落ち着いて絵が描けそうだったので、
午後から描きかけの絵を取り出し、少しだけ描いてみた。
しかし、頭の中はまだまだ"イギリス"でいっぱいだった。
昨日のコンサートの影響か、イギリスへの思いがまだ続いていた。
絵を描く合間に 安野光雅の画文集『イギリスの村』のページをめくっては
絵を眺め、文を読み、思いにふけっていた。
かつて訪れたヨークシャーの村々、ハワース等思い出深い場所の絵を見ていると、
もう一度あの村々を歩いてみたいと強く思った。
ふっと気がつくと、絵筆はストップしたままだった。

庭では今年のニューフェース、スプリング・グラジオラスが初めて咲いた。
去年の春、花の終わった苗を買い、一年かけて育てた。
柔らかい薄い黄色の花びら。甘いいい香りがする。
ヤマブキソウも咲き始め、
いよいよ春の花でいっぱいになってきた。


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安野光雅の画文集『イギリスの』より
ヨークシャーの丘


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同じく
ハワースの町


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スプリング・グラジオラス

柔らかい黄色
甘い良い香りがする


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ヤマブキソウ





by PochiPochi-2-s | 2017-04-19 23:33 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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久しぶりのコンサート2回目は、
先週の土曜日(15日)のユベール・スダーン「モーツァルトの旅」に続き、
今日は 現在大阪フィルハーモニー交響楽団トップ奏者として活躍している、
8歳から25歳までの17年間をイギリスで過ごしたヴィオラ奏者・木下雄介さんの
イギリス情緒たっぶりなワンコイン・コンサートだった。

この芸術文化センターのワン・コインコンサートは、
「お茶にする? コンサートにする? ちょっと芸文(芸術文化センター)まで」や
「500円で気軽に楽しむ1時間」のキャッチコピーで人気のコンサートである。
普段着でちょっと気軽に立ち寄って本格的な音楽を聴けるといのは本当に嬉しいことである。かなりの高齢の人たちも、夫婦であるいはひとりで、または友人たちと一緒に音楽を楽しんでいる。その光景は見ていてこちらの心も楽しくなり、会場には豊かな時間が流れている。関西出身の指揮者・佐渡裕さんが芸術監督だということも関西人の心を掴んでいるのかもしれないなぁと思ったりもしている。

11時30分 、馴染みの エルガー「愛の挨拶」でコンサートは始まった。
それから1時間余り、演奏者が司会も兼ねて、曲の説明やその曲への演奏者自身の思
いを時にはジョークを交えて話しながら、最後のボーエン: 幻想曲まで5曲を演奏し
た。イギリスの作曲家の曲は ドイツ、オーストリア、フランス、イタリアの曲のよう
に華やかさや煌びやかさはないが、それだけに柔らかくしっとりと落ち着いた感じがし、何かしら懐かしさを覚える気がした。華やかなヴァイオリンの音ではなく、ヴィオラの音色にぴったりと合うように思った。彼の話の中で言われていた「イギリスではヴィオラ奏者が多い」ということにもうなずけるような気がしたのだった。

4曲目のヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーブス」による幻想曲が流れ始める
とすぐに、あの緑の牧草で覆われたのんびりとした空気が流れるイギリスの田園風景が心に浮かび上がってきた。かつて訪れ、あまりの美しさに心を奪われたあの田園風景の中を流れる風を感じたような気がした。湖水地方やヨークシャーの風景、コッツウォルドの村々の中を流れる風を。どういう訳かターナーの絵も思い出していた。
アンコール曲は「ロンドンデリーの歌」だった。
演奏が始まると、会場のどこからか歌声やハミングが聞こえてくるような雰囲気になった。それほどこの曲はみんなに親しまれている曲なのだろう。私もつい懐かしく、思わず口ずさみそうになったのだった。
この曲 「Londonderry Air」(ロンドンデリーの歌)は、アイルランドの民謡で、イギリス領北アイルランドでは事実上の国歌としての扱いを受けているという。アイルランド移民の間でも人気が高い曲で、世界で最も広く親しまれているアイルランド民謡の一つである。また、この曲には実に様々な歌詞がつけられ歌われているが、中でも特に「ダニー・ボーイ」のタイトルがついた歌が有名である。

「ヴィオラで紡ぐ イギリス紀行」のタイトルどおりのイギリス情緒たっぶりな演奏会だった。
イギリスの風景が大好きな私には心楽しい、豊かな一時間だった。


「今日はヴィオラという楽器の演奏会なのに こんなにたくさんの人が聴きに来てくださって、そして一生懸命聴いてくださってありがとうございます。ここで弾いている
と皆様の気持ちがよく伝わって来ます。ほんとうに気持ちよく演奏することができました。どうもありがとうございました」

演奏会の最後の木下雄介さんの言葉である。

あらためて「いい演奏会だったなぁ」と思ったのだった。




グリーンスリーブスによる幻想曲





ロンドンデリーの歌
(ダニー・ボーイ)





【プログラム】
エルガー : 愛の挨拶
エルガー : ため息
ブリテン : ラクリメ 〜 ダウランドの歌曲の投影
ヴォーン・ウィリアムズ : 「グリーンスリーブス」による幻想曲
ボーエン : 幻想曲

【アンコール】「ロンドンデリーの歌」





by PochiPochi-2-s | 2017-04-18 20:41 | 音楽 | Trackback | Comments(8)

春のある日

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今日から今年度の水泳教室が始まった。
日頃の運動不足が災いしてか、
思いっきり泳がされる1時間は思っている以上の疲れを感じる。
帰り道、ふと頭をあげると散りそめの桜が目に入った。
今年の春、例年に比べて桜が咲くの遅かった。
それだけに桜の花の開花を待つ楽しさも加わり、喜びは2倍にも3倍にもなった。
さあ、これからは新緑の季節!
そう思って家に帰ってくると、スミレの花が満開。
ケヤキも若葉が見え始め、春の庭になってきた。
なんと、5月の誕生花のスズランも花芽をつけていた。
今年初めて咲くスプリンググラジオラスの花ももうすぐ咲きそうで楽しみだ。


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スミレ



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スズランの花芽



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ケヤキの若葉



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日本桜草



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ジュウニヒトエ



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シャクナゲ



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ラショウモンカズラ



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ボリジ
こぼれ種で増えた





by PochiPochi-2-s | 2017-04-17 23:30 | 日記 | Trackback | Comments(6)
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「おはよう。16日(日)の昼ぐらいにハルの誕生会をやろうと思うねんけど、来れる?
中学生になったし、さすがにこのような誕生会は最後かな?」
今月の初めに長男からメールが届いていた。

今日は毎年恒例のハルちゃんの誕生会。
おじいちゃんは祝い鯛を、私はハルちゃん希望のチーズケーキを焼き、
お昼前にいそいそと出かけた。
空は晴れ、甲山、六甲山がきれいに見えていた。

昨日15日、ハル君は13歳になった。
3歳の時、お父さんの仕事の関係で東京から大阪に帰ってきた。
東京で育ったためか両親が大阪弁であるにもかかわらず、
当時ハルちゃんはきれいな東京の言葉を東京弁のアクセントで話していた。
しかし、
わずか一週間ほどで、話し言葉が大阪弁になってしまった!
「子供の言語能力ってびっくりするほどすごいなぁ」
当時、まわりの大人の驚きようは並大抵のものではなかった。

その時から10年が経った。
10年という時間は 長いようで短い、短いようで長いと思える時間だが、
孫の成長とはこんなに楽しいものかと思えるような時間でもあった。
あらためて思い返して見ると、
この10年間のいろんな楽しかった場面が次から次に心に浮かんできたのだった。

今日ハルちゃんを見て思った。
「落ち着いた雰囲気の、素直な今風のいい感じの少年に育ったなぁ」
中学生になったハル君は、
つい先日、二週間ほど前に会った時よりもさらに背が高くなっていた。
おじいちゃんの背丈よりも高くなり、おじいちゃんの焼いた祝い鯛に大喜びだった。
サッカーが大好きな彼は 中学校でもサッカー部に入るという。
「楽しい中学生生活を送れますように
そう願っている。

家に帰ってきて、あらためてハル君の入学式当日の制服姿の写真を見て思った。
「お父さんそっくり!
親子というものは本当によく似るものだなぁ」

いい時間を過ごせた日だった。


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ハル・13歳


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12歳の長男(小6)と10歳の長女(小4)


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3歳のハル、おじいちゃん、老犬ポチ


おじいちゃんの焼いた祝い鯛
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by PochiPochi-2-s | 2017-04-16 23:20 | 日記 | Trackback | Comments(6)

"すきとおる"

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フサスグリの花


この頃ニュースを見たり、聞いたり、読んだりしていると、
どうしてだろうとと思うことが多い。

ふと、まど・みちおさんの詩『どうしてだろうと』を思い出した。




どうしてだろうと

どうしてだろうと
おもうことがある

なんまん なんおくねん
こんなに すきとおる
ひのひかりの なかに いきてきて
こんなに すきとおる
くうきを すいつづけてきて
こんなに すきとおる
みずを のみつづけてきて

わたしたちは
そして わたしたちの することは
どうして
すきとおっては こないのだろうと…







by PochiPochi-2-s | 2017-04-14 11:10 | 思い | Trackback | Comments(8)

桜吹雪

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先週の金曜日から降り続いた雨が止み、ひさしぶりにお日さまが顔を出した。
朝 肌寒く感じたが、午後からは少し暑いなぁと感じるくらいの陽射しになった。

絵の教室へと向かう阪急電車の車窓から、
満開の桜でピンク色に染まった五月山が見えた。
17年前の春 4月なかばも、五月山の3万本の桜は風に吹かれ、いっせいに花びらを
散らし、まるで桜吹雪のように宙に舞っていた。

その年もいつになく寒い春で、今年のように桜の咲くのが遅かった。
4月初め、実家の奥の和室には桜が咲くのを待ちわび、庭のハナミズキの花がやっと
ほころび始めたと喜ぶ母がいた。
前年の12月20日、母は待ち望んでいた80歳の誕生日を迎え喜こび、翌年の春の、当時下の弟が住んでいたアメリカ・ロスアンジェルスへの旅行を楽しみにしていた。
しかし、その4日後突然倒れ、病院に搬送されたのだった。CICU (coronary intensive care unit : 冠集中治療室)から普通病室に移り退院するまで2ヶ月あまりかかっていた。完治ではなく一応手続き上の退院で、倒れれば再び再入院ということだった。
3月初め母が退院した頃、運悪く高2だった次男の左足の骨にひびが入り、私が彼の通学の送り迎えをしなければならず、毎日母のことが気になりながらも なかなか思うようには和歌山の母のところへ行けない日が続いていた。
4月10日過ぎ 突然父から電話があった。再び母が倒れ病院に搬送されたと。
急遽駆けつけた病院の廊下で会った父の辛そうな、寂しそうな顔を今でも鮮明に思い出す。戦後の苦しいなか、共に力を合わせ、生活のために一所懸命働いて子供3人を育ててきた“戦友”とも言える妻が自分より先に逝ってしまうかもしれないというなんとも言えない苦しい、寂しい気持ちがありありとその表情に現れていた。
翌日 母は亡くなった。
お葬式が終わった次の日、何故か山一面に咲く桜を見たくて五月山まで見に行った。
当時、そこには3万本の桜の木が植えられていた。
散り始めていた満開の桜は風に吹かれ、まるで花吹雪のように宙に舞っていた。
いつまでも心に残る、印象深い光景であった。
「母は この桜の散り際のように、潔く、みごとにこの世から去って行ってしまった
なぁ」
なんとも言えない寂しさで胸がいっぱいになったのだった。
今日4月12日は母の祥月命日の日だった。
あの時からもう17年の年月が経つ。
「もう一度母の声を聞き、母と話をしたい」と頻りに思う自分に時々はっとする。





by PochiPochi-2-s | 2017-04-12 22:50 | 思い出 | Trackback | Comments(2)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s