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今日は4月30日。今日1日で4月も終わり。
考えてみれば2月14日のエイちゃん誕生以来落ち着いて日を過ごすことはなかったような気がする。予定をこなす中でも、心のどこかでいつもエイちゃんのことが気にかかっていたのだろう。いつの間にかひな祭りが終わり、いつの間にか桜が咲き、いつの間にか桜が散ってしまった。そんな感じである。今日の退院予定も、お兄ちゃんのリョウちゃんが風邪気味ということで2、3日延期となってしまった。まあなるようにしかならず、万全の体制で迎えたほうがいいだろうとは思うが、なんとなく疲れがたまってきた最近である。

さてそんな中、昨日は午後から 今月の予定の一つ、レミ・ジュニエ ピアノ・リサイタルに行ってきた。


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午後2時ジャストに演奏が始まった。
プログラム1番は、ヘンデル『クラヴィーア組曲』。
最初のタッチで彼の弾く音にひきこまれてしまった。
「えっ、これがピアノの音?」
そう思うほど柔らかく、繊細で美しい。まるでハープシコードから流れるような雰囲気の音だった。この中の第4曲サラバンドは映画音楽にも使われ有名である。

それからの1時間半余りの間、この初めて聴く、フランスの若手演奏家、レミ・ジュニエの弾く音に魅了されてしまった。
一週間前の演奏会は最悪だったが、今日は心から楽しめる演奏会。
ピアノの音が好き、ピアノ単独の演奏会、しかも演奏される曲はほとんど知っていて馴染みのある曲ということが、私をリラックスさせ、楽しませてくれたのだろう。

会場は兵庫県立芸術文化センター神戸学院小ホール
この演奏会場は、8角形の形で舞台を客席が取り囲む、アリーナ形式という独特な形式のホール。417席。演奏家の息づかいまで聞こえると言われているが、逆に演奏家にとっては聴衆の息づかい、どれだけ自分に注目して演奏を聴いてくれているかという聴衆の気持ちや客席の雰囲気まで手に取るようにわかるのではないかと思うような会場である。以前一度ここで古楽器による室内楽演奏を聴いたことがあるが、心地のよいホールである。演奏家の気持ちと聴衆の気持ちが一致したとき、素晴らしい演奏会になるのだろうと思う。

プログラム最後の曲ベートーベンの『月光』には 特に 心を掴まれてしまったような気がした。
プログラムの解説によると、「月光」のサブタイトルはベートーベン自身が付けたものではなく、ドイツの詩人レルシュタープが1832年に、この曲の第1楽章を「スイスのルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と表現したところに始まるらしい。
ルツェルン湖を思い出しながら聴いたのはいうまでもない。
イメージとは ある意味 恐ろしいものだと思った。

日頃の忙しさを忘れ、好きな音楽を聴ける時間。
こんな時合わせな時間をこれからも持ち続けたいと思った日だった。






《プロフィール》
パリ国立音楽院で学ぶ。エコール・ノルマル音楽院へ進んだ後、ボンの国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクールで史上最年少入賞、2013年のエリザベート王妃国際コンクール第2位になる。2015年、ニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。2015年、デビュー・アルバムとしてオール・バッハにCDを発売。絶賛され、ディアパゾン・ドールを受賞、その年の優れたCDに贈られるディアパゾン・ドール・オブ・ザ・イヤー賞にも輝いた。

【プログラム】
ヘンデル : クラヴィーア組曲 HWV437
J.S.バッハ : パルティータ 第4番 BWV82ディアパゾン・ドールを受賞
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第2番
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」

〈アンコール曲」
ショパン:マズルカ op.17-4
クライスラー/ラフマニノフ編曲:愛の悲しみ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第9番 op.14-1 より 第2楽章







by PochiPochi-2-s | 2017-04-30 13:20 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(2)
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裏山の名残りの桜



「お母さん、金曜日(28日)、朝からリョウを預かってほしいねん」
2、3日前、娘から頼まれていた。
朝から夜の8時過ぎまで預かることとなっていた。

「おばあちゃん、リョウちゃんきたよ。
カンカンカンカンの踏切閉まるの待ったけど、阪急電車が通れへんかった。
ざんねんやったわ」

朝10時前、迎えに行ったおじいちゃんの自動車でやってきた。
小さい子供のエネルギーと興味は凄い。
次から次へやりたいこと、遊びたいことを見つける。
今日は庭の水遣りもした。
好奇心旺盛だ。
いっときもじっとしていない。

言葉も豊富で、自分の言いたいことを的確に表現する。
ロッキングチェアに後向きに座り揺すってもらって、
「ANAで〜す。飛び立ちます。シートベルトしました。ガッチャン。
テイク オフ!ビューん」
今度は前向きに座りなおし、
「北海道に着きました。着陸しま〜す。ヒュ〜、ドスン。
シートベルトはずします。カチャッ」

おもしろそうな言葉だとすぐに真似をし、何回も使ってみる。
"このズボン、ややこしいズボンやなぁ"の"ややこしい(難しくて、めんどうくさい)"に反応。何度も使ってみる。
「3歳児ってこんなんだったかなぁ?」
3人の子どもを育てたが、その記憶は遥かな昔のできごと。
忘却の彼方に消え去っている。

お昼ご飯のサンドイッチを食べてから、今度は伊丹空港の見える公園に出かけた。
飛行機の離発着が間近に見え、頭上に離陸したばかりの飛行機が見える。
甲山上空で旋回し方向転換するのも見える。
飛行機オタクの大人や子供達の穴場の小高い丘の上の公園。
風がここちよく通り抜けていく。
「そうだ、この風車くるくるまわるかなぁ」
ひとしきり飛行機を見たあと言った。
思いつくとすぐに試してみたいらしく、持ってきた風車を持ってはしりまわる。
こっちはどうだ? あっちはどうだ?
走る走る走る…
目が回るくらいくるくると走り回る。
実に エネルギッシュ!



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ほんとうに休むことなく動き続ける、
最後におもしろい滑り台を見つけた。
滑る前に、ぺんぺん草を滑らせた。
「あれっ? 滑らない」
次に枯葉のひとかたまりを滑らせた。
「わ〜いッ、滑った!」
それからは何回滑っただろう。
疲れを知らないように動き回る。



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夜8時過ぎ、大好きな"ばら寿司"をお腹いっぱい食べ、お風呂にはいり、
お母さんの待つマンションに送っていった。
自動車が動き出した途端に眠り始め、マンションについた頃にはもう夜中の夢。
興奮してお昼寝をしなかったためかぐっすり眠っていた。

公園ではタンポポやぺんぺん草、アカツメグサやシロツメグサが咲き、
空には飛行機が飛んでいた。

リョウちゃんのエネルギッシュな動きは、
日頃静かな生活を送る私たちにとってはまるで小さな"台風"のようだった。
楽しくも疲れる一日だった。



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by PochiPochi-2-s | 2017-04-28 23:16 | 日記 | Trackback | Comments(4)
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昨日の雨が完全に止み、朝から晴れた。
今朝も、最近の楽しみのひとつ、アオツヅラフジの芽を見にいそいそと庭に出た。
まあ!
アンモナイトそっくりの種をまだ頭にくっつけたままの芽がすくっと立っていた。
昨日の雨がよほど嬉しかったのかもしれない。
ふふふ、ルンルンルン♪♪♪
朝から気分は最高、上機嫌になった。
昨日のオオカメノキの下絵を描きなおす気力が湧いてきたのだった。

夕方出かける予定があったので 朝食後すぐに始めた。
いったん始めると、スケッチすることに夢中になり、時間の経過がわからなくなる。
何も考えないで無心で描いているときの楽しさ。
何ものにも代え難いと最近ではよく思うようになった。

途中、休憩を兼ねて頼まれていたリョウちゃんのためのハンバーグとフレンチフライドポテト、大人のための焼き鯖寿司を作り、我が家の夕食の魚の煮つけもつくっておいた。

再びオオカメノキのスケッチに取りかかり、
夕方娘のマンションに出かけるまでには何とか描けたのだった。
色をつけたらどうなるだろうか。
明日からが楽しみだ。


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by PochiPochi-2-s | 2017-04-27 23:06 | 植物 | Trackback | Comments(4)

雨あがる

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今日は絵の教室の日だった。
久しぶりの雨で、朝 出かける時から降っていた。
午後4時前、電車が駅に着くと雨があがりはじめていた。
ふとホームから山を見上げると、雨があがりはじめていた。
昔から雨あがりの山を見るのが好きである。
この薄い霧が晴れていく情景。
思わずカメラを出して写した。
雨はその後再び降りはじめ、今も降り続いている。



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More 今日スケッチした オオカメノキ + アオツヅラフジの芽が出た!
by PochiPochi-2-s | 2017-04-26 22:30 | 日記 | Trackback | Comments(8)

『絵具』

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所用があり、午後から大阪市内に車で出かけた。
新御堂筋を降り、阪急ホテル・インターナショナル、JR福島駅を通り過ぎ、なにわ筋を走っていた時だった。薄い芽吹きの色の若葉をたくさんまとった銀杏並木が目に飛び込んできた。「わあ、この淡い、薄い黄緑色。安野光雅の絵の世界みたい!」そう思いながら次から次へと流れていくイチョウの若葉の列を車窓から眺めていた。

安野光雅の絵を好きになったのは、いったい いつの頃からだったのだろうか?
子供たちが小さかった頃、
特に次男が幼稚園に入園した頃から時間があればよく美術展に出かけていた。
天王寺にある大阪市立美術館、難波や梅田にあるデパートでの美術展、時には京都岡崎にある市立美術館や国立美術館に。
長男と長女が小学校に行った後 8時前には次男を幼稚園に預け、お迎えの2時までに戻って来るという冒険(私にとっては)をよくした。京都では2時間はたっぷり美術展を楽しみ、1時間は岡崎から八坂神社まで、或いは京阪3条の駅までのぶらぶら一人歩きを楽しむことができた。往復の電車の中も気晴らしになり車窓の景色に心が和んだのだった。「主婦にだって休息が必要。リフレッシュが必要」などと屁理屈をこね、子供達がそれぞれ小学校・幼稚園に行っている間によく飛び歩いていた。いろんなことからいっとき解放され、自分のためだけに自由に使えるひとり時間。楽しくないはずはなかった。お迎え時間の頃には心は充分に満たされ、気持ちは溌剌としていた。

ある時、大阪のデパートで安野光雅の原画展が開かれ、彼の絵に一目惚れしてしまった。この時が彼の絵との初めての出会いであったように思う。以来、何度も繰り返し安野光雅絵画展に足を運ぶようになった。私にとっては初めての画文集を一冊手に入れたのもこの頃だったと思う。
画文集は絵を見ながらその絵に関連した文章を読むことの楽しさを私に与えてくれた。「絵を見て想像する → 文章を読んで推測する → もう一度絵を見、文章を思い出し、あらためて描かれている風景を想像する」こんな楽しいことはなかった。特に、イギリスや、フランス、スペインなどヨーロッパの国々を訪れ、様々な場所を描き、文に書いたシリーズの画文集は、その書かれた内容が私の心を捉え、いつも興味津々で読んだものだった。知りたがり屋の私は彼の書くエッセイに夢中になった。何冊か随筆集を購入し、子供たちが学校や幼稚園に行っている間に読み耽ったものだった。

この「空想画房」はこの中の一冊である。
1984年に出版され、すぐに買った。本のカバーはボロボロになり破れて所々セロテープで貼ってある。毎朝本棚の前で腹筋運動をする時いやでも目に入るので、つい2、3日前に手にとって読んで見た。ずいぶん久しぶりであったが、その中に『絵具』という題のエッセイがあったので思わず読んでしまった。

「今思えばあの頃(昭和初期)はなんとも不景気だった。商店が倒産して、家具、雑貨がセリにかけられるというできごとが、小さな町のあちこちであった。そんなセリで私の父が、子どもの玩具にでもなると思ったのか、一かかえもの絵の具を買ってきた」

エッセイはこのような文章で始まっている。
続いて書かれた次の文章には思わず吹きだしてしまった。

「ホーローびきのパレットを開けると、乾燥した絵の具の固まりがはりついているもので、絵具というよりお菓子と見えた。私たちは口のまわりを、赤くしたり紫に染めたりして絵具を食った。化粧品のクリームに似た甘みがあり、それは色によってちがうように思われた。
近所の子が、黄色は毒で食べられぬ、と聞いてきたので食べるのは止めたが、毒性は黄に限らぬことが後になってわかった。あのまま食べつくしていたらカドミウム中毒になっていたかも知れぬとゾッとするが、絵具はある意味での中毒症を呈し、私は絵描きになってしまった」

思わず自分の持っているホーローびきのパレットを思い出した。
Winsor & Newtonの24色 + ヴァン・ゴッホ で計39色ほど入っている。
"初めて固形の絵の具を見た小さな子供がこれらの絵具をお菓子と思って、食べた""化粧品のクリームに似た甘みがあった"というくだりには、「なるほどなぁ」,「小さい子どもなら食べるかも知れない知れない」,「でも甘みがある?」「化粧品のクリームに似た甘みって、食べたことあるの?」などと思ったが、ふと小学校高学年の頃の出来事を思い出した。
今でこそチーズは食卓に上るようになったが、この頃は、特に私の育った田舎では非常に珍しいもので、ほとんどの子供は見たこともなかったし、実際どのようなものかも知らなかった。
ある日、村の中では裕福だと言われていた家の同級生の男の子がチーズを学校に持ってきてみんなに見せびらかした。「これ、チーズっていうもんやで。おいしいで。食べて見たいやろう」と。次の日もう一人の男の子が言っていた。家に帰って同じようなものがあるか探して見たら、色のよく似た、同じように硬いものがあったのでかじってみたら、まずくて食べられたものではなかった。僕のかじったのは石鹸やった。チーズって石鹸みたいなもんやと思ったんやけど。ちがうのかなぁ」と。その話を聞いてみんな吹き出した。「アホやなぁ、チーズと石鹸を間違えてかじるやなんて」
今でこそアホな笑い話だけれど、その頃の子供にとっては真剣な話でチーズってどのようなものだろうかという興味からなされた行為だった。
固形絵具というものを知らずにお菓子と間違えて食べたという話によく似ているなぁ、子どもってこういうものなんだと思ったのだった。

エッセイはその後小学生時代の絵具の思い出、チューブ入りの絵具について、戦争中の絵具のこと、戦後すぐの頃の絵具の値段などが書かれている。
最後に森鴎外が訳した『洋画手引き草』の中にWinsor & Newtonのものが最良とされており、安野光雅氏もこの絵具を愛用していると書かれている。

絵具は人それぞれ好みがあると思うが、私もWinsor & Newtonの色が好きであり、おもに花や葉、木の枝などを描くので、他のメーカー、Van Gogh,やホルベインの色も混ぜて使っている。製造された国によって同じ色でも微妙に違うところがまたおもしろいと思う。太陽光線の強さ(緯度?)によって異なってくるのではないだろうかと思っているのだが確信はない。

この本を買った当時は 後に絵を習うようになるとは夢にも思っていなかったが、今 野の花を描いている私には久しぶりにおもしろいエッセイであった。


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Winsor & Newtonののホーローびきパレット
固形絵具



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固形絵具とチューブ入り絵具
Van Gogh(オランダ), Winsor & Newton(イギリス),
ホルベイン(チューブ入り・日本)


More 最近のエイちゃん
by PochiPochi-2-s | 2017-04-25 23:24 | 読書 | Trackback | Comments(4)
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朝採りの筍


「あのゥ〜、明日 日曜日家におるかなぁ。今年も筍を持っていこうと思うんやけどなぁ。
昼頃にそっちにつく予定にしてるんやけど」

一昨日の夜、主人の岡山に住む友達 Nさんから電話があった。
学生時代からの仲のよい友人で、筍ができる竹藪を持っている。
毎年春のこの時期、自分の家の竹藪で採れる新鮮な筍を持って我が家に訪ねてきてくれる。
岡山から山陽道を走って私の家まで約2〜3時間。
「朝採りの新鮮な筍をできるだけ早く届けてあげよう」
いつも突然の電話で驚くが、彼の優しい心遣いを毎年嬉しく思う。
郵パックで送れば簡単な事だが、久しぶりに会って、顔を見ながらゆっくりと話をしたいというNさんの気持ちがよくわかるだけに、主人もまた、彼と会ってゆっくりと話をしたいという。
おっとりとした、口数の多くない、彼の優しい話し方は、私たちの気持ちを和ませ、始終穏やかな、しかし笑いの絶えない時間を何時も私たちにもたらしてくれる。話題の多さも私には嬉しいことである。
あいにくその日の午後は変更不可の予定があり1時半過ぎには出かけなければならなかったが、 前もっての了承済みで、彼は気を利かせてくれて正午に着く予定を11時前にはもうすでに私の家に到着していた。以心伝心?私たちも何となくそんな気がしていたのでちょうどよかったのだが。2時間余りの会話は短かったが、今度は私たちがNさんを訪ねると言う約束で彼は遠い道を再び岡山へ帰っていった。去年と同じく、帰りは国道を通って1000円で帰ったという。車が好きでドライブの好きな彼らしい帰り方だと思った。大阪や途中の神戸には学生時代からの思い出多い風景が点在するという。そういった風景を懐かしみながら、また奥さんとの思い出をたどりながら岡山へ帰っていったのだろう。来るときはできるだけ朝堀の筍の新鮮さを保つため高速を使い、帰りはドライブを楽しむため国道を使うという彼の考え方に頭の下がる思いだった。
学生時代の、お互い何の利害関係もなかった、学生という平等の関係で相手を信用し、腹を割って心の底から話し合える友達づきあいのすばらしさ、そして今に至るまで変わることなく付き合いができることを本当に良いことだなぁといつも思う。お互いに対する思いやりのありがたさを心から感謝する瞬間である。

天候不順で筍の生育が遅れ、まだかなと思いながら4、5日前に試しに掘り起こしてみたという。「これならば」と思い、一昨日朝掘り起こすことにし、その日のうちに親戚や友人たちに配ったという。11本の筍がとれ、そのうちの2本をわざわざ大阪まで持って来てくれた。そのNさんの温かい思いやりを考えると、どんな嬉しいことか!
感謝のひとことしか思い浮かばない。

昨日は帰宅してすぐにアク抜きし、水に漬けて冷蔵庫に保存した。
今日はまず筍ごはんをいただく予定。
明日からしばらくはこの新鮮な筍を使って筍料理が続くことだろう。
旬のものをいただける嬉しさに再び感謝。


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by PochiPochi-2-s | 2017-04-24 18:13 | 日記 | Trackback | Comments(6)
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ポートタワー、海洋博物館、ホテルオークラ神戸



「神戸のメリケンパークが新しく整備されたらしいから行ってみようか。
スターバックスも新しくできたらしいし、久しぶりに海も見れるやろうし…」

久しぶりの神戸だった。
電車が西宮を過ぎ、夙川、岡本と進み神戸三ノ宮に近づくにつれ、
車窓外の景色も電車のなかの雰囲気もなんとなく"神戸カラー"になっていく。
神戸は学生時代からよく遊んだ馴染みの街でもあり、
卒業後勤めた職場があった街でもあった。
その頃の神戸の街での思い出は限りなくある。
初めてアルバイトをした街。
元町近くの小さな通りに小さなスポーツ用品店があり、スキー用トレンカが6,800円、紺色とえんじ色のリバーシブルのスキーセーターが8,000円だった。1日働いて900円のアルバイト料ではとても買える品物ではなかったが、「いつか買いたいなぁ」と思いながら働いていた。
初めてフランス料理(らしきもの)の基礎を習ったのもこの街であり、
ベシャメルソースというものを習い、ラングドシャ、シュークリームというお菓子の
作り方を教えてもらい、オーブンという調理器具を初めて知ったのだった。
初月給で、主人と二人で神戸商工貿易センタービルの最上階で神戸港を眺めながら
豪華な食事をしたのもこの街である。
すべて50年近くも前の話である。

ランチの後、三ノ宮センター街から元町商店街へ、そして商店街の途中から港の方へ
歩く。ポートタワーと海洋博物館が見え始めると途端に感じる浜風と海のにおい。
この潮風がなんとも心地がいい。心が解き放されるように感じる。
久しぶりに見る海もキラキラと光を反射し、遠くには物を運ぶ運搬船が行き交う。

来年は1868年に神戸港が開港してから150年だという。
ニュースで報道されていたように、なるほどきれいになっていた。
芝生がはられ、遊歩道ができ、スターバックスの建物が建っていた。
海の側にはかまぼこ型のオリエンタルホテル、スターバックスを挟んで山側には
海洋博物館とホテルオークラ神戸。その後ろには六甲山が見える。

潮のにおいのする浜風を感じ、
海を眺めながらとりとめもなく話をし、のんびりと過ごす時間。
「こんな時間を大切にしたいなぁ」と思った。


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ハーバーランド・モザイク


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More 神戸大丸画廊 : アンドリュー・プライス
by PochiPochi-2-s | 2017-04-22 23:19 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

初めて描いたクサイチゴ

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クサイチゴ



この時期 花が次から次へ咲き、画材としてはよりどりみどり、溢れんばかりにある。
先日の絵の教室も春の草花でいっぱいだった。
エドヒガン、桜、一重の桃、ミツバツツジ、タムシバ、キケマン、クサイチゴ、
モミジイチゴ、キブシ、私が持って行ったラショウモンカズラ、トキワイカリソウ。

さて何を描こうか。
迷いに迷ったが、まずはエドヒガン、次にクサイチゴを選んだ。
教室ではあまり集中できず、エドヒガンのスケッチは完成しなかった。

今リビングの壁にはナガバモミジイチゴの絵がかかっている。
何年か前に描いた絵である。
「最近では桜ばかり描き、この野イチゴを描いていなかったなぁ」
そう思い、家に帰ってからクサイチゴを描き始めた。
何故か予定が詰まってしまい、落ち着いて描ける時間があまりなかったが、
今日なんとか完成させることができた。
ほっとした。


※ 【名前の由来】
キイチゴの仲間であるが、草のように見えるところから「草苺」と名付けられた。

※ クサイチゴとよく似たイチゴの種類は → ここ




by PochiPochi-2-s | 2017-04-21 23:49 | 習いごと | Trackback | Comments(6)
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春の山の色 (裏山)


春の山の色。
やわらかい、黄色がかった緑色。
私の持っている絵の具のリーフグリーンの色。
桜が終わり初夏になるまでの ほんの一瞬しか味わえない山の色。
萌黄色と呼ばれる色。
ここ何年か、私は 毎年この時期にこの山の色を見るのを心待ちにしている。
寒い冬を耐え春先に咲く春の花も好きだが 、
この淡い、やわらかい黄緑の組み合わせに心が和むのである。

ふと、モッコウバラに目をやった。
あらッ!
今年も咲き始めていた。
確か去年も一昨年もこの時期に咲いた。
この暖かさなら、一週間もすれば満開になるのではないだろうか?


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佐藤雅子「季節のうた」の五月の章の中に、『アカシアの花のおもてなし』という文章がある。

作者の家に、5月になると真っ白いフジの花に似た短い花房を枝々のさきにいっぱい
つけるアカシアの木があったが、道を通る人たちが、その甘い香りに誘われこの花を
見上げながら行くだけであった。ある時東邦大学の久内清孝先生がこの花を紅茶にうかせることを作者に教えてくださり、さっそく試してみた。金色の紅茶の中に花が白く浮かび、ジャスミンティーのようなロマンチックなにおいがなんともいえなかったという。以来、作者は「美しき五月」になると、「庭のアカシア(ニセアカシア)が花ざかりでございます。例年の花を浮かしたお紅茶を召しあがりにいらっしゃいませんか」こんな便りを、だれかれとなく差し上げたくなるという。

あと一週間もすれば庭のモッコウバラは満開になるだろう。
佐藤雅子さんの便りのように、
私もまた"モッコウバラを見ながらお茶しませんか"の便りを友人に出したくなった。
チーズケーキを焼き、紅茶かコーヒーを飲みながらの"モッコウバラのおもてなし"。
きっと楽しいだろうなぁ。
かつて ALTのネブやラビニアが度々私の家に遊びに来て、庭でケーキや紅茶を飲みながら楽しくおしゃべりをしたことを久しぶりに思い出した。それぞれ南アフリカとイギリスで元気に働いているという。いつかまた会う機会があれば、ぜひ思い出の庭でお茶をしたいものだと思った。


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今日もうひとつ花が咲いているのをみつけた。
さくらんぼの花である。
時期を違えて花をつけるさくらんぼの木が2本ある。
その遅い方の木に花が咲いていた。
今年はいくつさくらんができるだろうか?

「美しき五月」がもうすぐやってくる。




by PochiPochi-2-s | 2017-04-20 23:33 | 思い | Trackback | Comments(8)
日中の気温が高くなるにつれ、庭は急速に春の庭になり始めた。
描きたいと思う花がたくさんあるのだが、追いつかない。
久しぶりに落ち着いて絵が描けそうだったので、
午後から描きかけの絵を取り出し、少しだけ描いてみた。
しかし、頭の中はまだまだ"イギリス"でいっぱいだった。
昨日のコンサートの影響か、イギリスへの思いがまだ続いていた。
絵を描く合間に 安野光雅の画文集『イギリスの村』のページをめくっては
絵を眺め、文を読み、思いにふけっていた。
かつて訪れたヨークシャーの村々、ハワース等思い出深い場所の絵を見ていると、
もう一度あの村々を歩いてみたいと強く思った。
ふっと気がつくと、絵筆はストップしたままだった。

庭では今年のニューフェース、スプリング・グラジオラスが初めて咲いた。
去年の春、花の終わった苗を買い、一年かけて育てた。
柔らかい薄い黄色の花びら。甘いいい香りがする。
ヤマブキソウも咲き始め、
いよいよ春の花でいっぱいになってきた。


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安野光雅の画文集『イギリスの』より
ヨークシャーの丘


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同じく
ハワースの町


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スプリング・グラジオラス

柔らかい黄色
甘い良い香りがする


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ヤマブキソウ





by PochiPochi-2-s | 2017-04-19 23:33 | 日記 | Trackback | Comments(0)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s