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雨音

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咲き始めた啓翁桜



朝起きた時から雨の降る気配はあった。
案の定、お昼前には雨が降り出した。
こんな日は絵を描くことにかぎると、リョウちゃんに「また作ってね」と頼まれた
ハンバーグを作ったあと、描きかけのミツマタの絵を取り出した。
しかし……。
なんとなく気が乗らず、CDをかけることにした。
ゆったりと音楽でも聴きながら描けば、そのうちに描きたくなるだろうと。

雨音が聞こえるからと久しぶりにショパンの「雨だれ」を聴きたくてショパンのCD
をかけたのだったが、聴いているうちに 先日見たBSの番組を思い出してしまった。
ショパンの足跡を訪ね、主にポーランドのワルシャワの街を案内する番組だった。
以前から一度はぜひとも行きたいと思い、まだ行くことが実現していない街。
ショパンの作曲した曲にのせてワルシャワの街のさまざまなシーンが映し出される。
"行ってみたい"、"その場の雰囲気を肌で感じてみたい"という気持ちがだんだんと
昂ぶっていくような番組構成だった。

「日本人はショパンが好きで、ショパンの曲に惹かれる」
よく言われる言葉であるが、私も日本人の一人として、ショパンが大好きである。
甘く、切ない。そこはかとなく漂う郷愁を感じる。聴いていてなんとなく心地よい。
先日やはりTVで「エルキュールポワロ」シリーズを見ていた時、
最後のシーンで流れた曲がショパンのノクターン第20番嬰ハ短調「遺作」だった。
「ああこの曲、この場面にぴったりだなぁ」と思いながら聴き入っていた。









またある時雑誌でピアニスト辻井伸行さんの母、辻井いつ子さんの短い文章を読んだことがあったのを思い出した。
その文の中で、ショパンの「英雄ポロネーズ」が辻井伸行さんをピアニストに導いたというようなことが書かれていた。
全盲で生まれた子供とアイコンタクトができず心配していた頃、たまたま購入し、かけたCDに合わせて伸行さんが嬉しそうにリズムを取りながら、足で襖をばたばたと蹴ったという。その曲はショパンの『英雄ポロネーズ』だった。その時以来、彼の喜ぶ顔が見たくて、毎日何度も『英雄ポロネーズ』をかけ、聴きすぎて傷がつくくらいまで聴いたという。また、彼がピアニストとして成長していく過程で、ショパンの曲が常にそばにあったらしい。ピアノを始めて間もない頃の『子犬のワルツ』、12歳の頃CDから音を聴き取りお母さんのために弾いた『幻想協奏曲』、14歳の頃コンサートで弾いた『ピアノ協奏曲第2番』等。ショパンの曲は、辻井いつ子さん・伸行さん親子にとっては心に寄り添う大切な、特別な存在なのだろう。



フジ子・ヘミングの英雄ポロネーズ





ショパンの曲を聴きながら、最近起こった様々なことが頭の中をよぎっていった。
ふっと気がつくと、まだ ミツマタの絵が完成せず、時間だけが経っていた。
雨はまだ降り続いていた。




by PochiPochi-2-s | 2017-03-31 23:27 | 日記 | Trackback | Comments(2)

吉野 弘 「祝婚歌」

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ヒメオドリコソウ

今朝、偶然 ウッドデッキ横の雑草の中に見つけた♪
昨年絵の先生に貰って、この辺りに植えたのかもしれない。




「お母さん、今日の朝からエイちゃんがNICU(新生児集中治療室)の保育器から普通の赤ちゃんベッドに移れたんやわ。これからは窓越しでやったらエイちゃんを見れるから、明日お父さんが病院に迎えにきてくれる時に一緒に来てエイちゃんを見てくれる?窓越しやけど」

昨日娘から嬉しいメールをもらっていた。

「まあ、かわいらしい!
初めまして。よろしくね。
ほら、こっち向いて。 お目目をあけて」

窓越しでの対面であったが、こんな幸せな時間はなかった。
主人も私もそれぞれ自分のデジカメでエイちゃんを窓越しに夢中になって写した。

生まれてからやっと1ヶ月と半分が過ぎた。
運よく丈夫に生まれついたのか、今までのこの1ヶ月半、成長段階ごとの心配事をひとつひとつ難なくクリアし、ほっと胸をなでおろしてきた。全ての機能が順調に発達、成長しているとのこと。幸運な赤ちゃんだと思う。窓越しにエイちゃんと対面できる日を楽しみにして、主人も私も精一杯娘をサポートしてきたのだった。
体重も今日2000gを超えたという。
こんな嬉しいことはない。

家に帰り、エイちゃんのことを主人と二人で話していたときに、
長男夫婦も娘夫婦も春の初め、3月に結婚式を挙げたことを思い出した。
彼らにとって3月は"新しい人生へのスタートの月"だった。

ふっと吉野弘の「祝婚歌」という詩を思い出した。

祝婚歌

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
悲しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい



今日も庭で新芽を見つけた。
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イカリソウ


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黄花イカリソウ
友人に貰い、この春初めて咲く。


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タツナミソウ


More 1) 娘に 2) 今日の朝食
by PochiPochi-2-s | 2017-03-30 23:24 | 読書 | Trackback | Comments(10)

ミツマタを描きながら

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「わぁ!」

先週の水曜日(22日)、教室に入るとミツマタが目に飛び込んできた。
クリーム色とレモンイエロー色のコンビネーションの花は、華やかで人目を引く。
先生の住む地域の近くにはこのミツマタがいちめんに咲く場所があるという。
そろそろ先生が持ってきてくれるだろうとは思っていたが、
まさかその日だとは思わなかった。
ニワトコとミツマタのどちらにしようか迷いに迷い、ミツマタを選んだのだった。
しかし今日で一週間が経ったが、何故かまだスケッチの段階から進んでいない。
何かと予定が入り、落ち着いて絵に集中できないでいる。

今日も時間を見つけては少しだけスケッチしていた。
その横で TVニュースが流れていた。
ニューヨークで開催中の「核兵器禁止条約」の交渉会議についてのニュースだった。
突然、女性の激しい、怒声のような声が聞こえてきた。
英語でまくしたてていた。
"betrayed" 、 "abandoned "
2つの強烈な言葉に驚いてテレビニュースの方に目を向けた。
カナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(85)が演説をし、日本の交渉不参加を強烈に
批判していたのだった。「自国に裏切られ、見捨てられ続けてきたという被爆者の思いを深めた」と。
彼女は参加国に対し、核兵器を違法化する条約の制定を求めたのだった。



写真・図版
サーロー節子さん
(朝日デジタルより拝借しました)


朝日デジタルによると、彼女は次のように言っている。
「広島に人々を招くことで、核軍縮で重要な役割を果たしていると日本政府は言うが、米国の『核の傘』に入り続けるのなら、空っぽでごまかしの行動だ」と。

彼女のこの強い思いがこもった批判を果たして日本政府は理解しているのだろうか?
彼女の強い思いのこもった言葉に対して、
岸田外務大臣の言葉はあまりにも白々しく聞こえたと感じたのは私だけだろうか?

また夜のニュースでは、
「イギリスのメイ首相がEU(欧州連合)からの離脱を正式に通告した」と報道されていた。昨年6月の国民投票の結果を受けてのことで、加盟国も離脱は欧州統合史上初めてのことである。原則2年間の交渉で、5月にも開始されるという。期間の延長がなければ2019年3月末にイギリスはEUを離脱することになるだろう。

夜、再び ミツマタをスケッチしながら思った。
「複雑な世の中になってきたなあ。
考えること考えねばならないことがあまりにも多いなあ」



by PochiPochi-2-s | 2017-03-29 22:55 | 思い | Trackback | Comments(6)
そろそろセリバオウレンの風車のような果実ができているのでは?
朝、なんとなくそう思い庭に出てみた。

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やっぱり。
まるで風車のよう!
この一つ一つの鞘の中に種が幾つ入っているのだろうか?
こんな小さな、背丈の低い可憐な花なのに、精緻を極めた細工のようなのに驚く。

何年か前、絵の先生が教室に持ってきてくれた。
描きたいという気持ちが強かったが、そのこと以上に庭で育てたかった。
「木の根元に植えるといいよ」
先生がそう言っていたので、家に帰るとすぐに庭のムクゲの木の根元に植えた。
適当に日があたり、風の通るところに。
今朝あらためてこのセリバオウレンを植えている場所を見ると、
なんと嬉しいことに、最初に植えた場所からかなり広がっていたのだった。

先日もまた先生はセリバオウレンの株を持ってきてくれて言わはった。
「○○さん、ほら。たくさん見つけたので持ってきたわ。
欲しいだけ持って帰ったらいいで」
遠慮して、その中の一株だけもらって帰り、また植えたのだった。
その株も生き生きしていた。
来年はきっと、もっと多くにセリバオウレンが咲くだろうと思うと、
その光景を想像するだけで嬉しくなってしまったのだった。

※ もっとセリバオウレンの写真を見たい人は →


《咲き出した庭の花》
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ヒマラヤユキノシタ

今年こそは絵に描きたい。



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バイモユリ

毎年同じ場所で芽を出し、この時期に咲く。
今年は
今日初めて咲いた。



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ヤマルリソウ

以前アップした時は本当に咲き始めだったが、
暖かくなるとともに花数も多くなってきた。
大事に育てたい花。


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ベロニカ・オックスフォードブルー

今年は咲き出すのが遅く、
やっと咲いた。
オオイヌノフグリによく似た花。


More リョウちゃんからの電話
by PochiPochi-2-s | 2017-03-28 23:06 | 植物 | Trackback | Comments(2)
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青い花
友人Hさんの作品



「御無沙汰です。お元気ですか。今年はいつもの会場が耐震工事でこちらに
決まりました。私は26日は朝から居ます。会えるようでしたらメール下さい」

今月の初め頃、友人Hさんから案内はがきをもらっていた。
早速メールで連絡し、昨日26日に和紙ちぎり絵の作品展に出かけた。

会場は私の住む町の隣町にあり、
その会場のある場所を考えると、電車で行くのが一番便利かと電車で行った。

「まあ、 まるで水彩画のよう!」
あとは言葉が続かない。
会場に展示されていた作品はことごとく水彩絵の具で描かれた絵のように見えた。
友人は私の横でそれぞれの絵について細々と説明をしてくれていた。
其々の作品に対しての先生のアドヴァイス、先生が褒めた点、彼女の意見等を。
しかし、私の耳には彼女の言葉は入らなかった。
ただただ 展示されている絵に感動し、
「凄いなぁ」という思いしか 心になかったからだった。

「和紙でこんなふうに表現できるなんて!
まるで絵筆で水彩画を描いているようだ」

毎年見せてもらって、毎年全く同じことを感じ、思っている。
会場にきて見せてもらうのが楽しくてしようがない。
作品を見ながら、
「どのようにしたらこんなふうな雰囲気を出せるのだろうか?
絵を描くのとはまた違った難しさがあるのだろうなぁ」
ついそう思ってしまう。
和紙を選んで貼るだけで これだけの雰囲気を出せるようになるまでは、
並大抵のことではないだろう。
それにしてもその才能と努力と根気に脱帽するのみだ。

「絵をどのような絵にするのかにかなり時間がかかる。
対象物を見に出かけ、写真を撮ってきたりスケッチをしてきたりすることもある。
次はその考えた絵をどのようにスケッチし、自分の満足のいく下絵にするか。
最後に、その絵に適した和紙を何百枚もある中から選ぶ作業。
このことが一番しんどいこと。最適のものが見つかればいいが、見つからない時はどうすればいいのか。考えて考えて行う作業が大変だ」
彼女はこのように言っていた。
しかし、「いったん貼る和紙が決まれば、一週間ほどで完成する」とも言っていた。

通常、下絵を考えるところから完成までほぼ3ヶ月はかかるらしい。

彼女の根気と努力に感心。
心をうたれた思いがした。
何よりもそのはり絵に対する"熱意"に圧倒された。
花の絵を描きながら、山野草を育て、和紙のはり絵に夢中になる。
まだまだ若い彼女がそこにいた。
いい刺激を受けた日だった。

また一緒にランチを食べながら、
以前読むことを勧めた「プラハの春(上下)」(春江和也著)の話で持ちきりになり、
一緒にプラハに行かないかと誘われたのだった。
もう一度プラハに行きたいと思い続けている私には心惹かれる言葉。
「考えてもいいかなぁ〜」とふっと思ったのだった。


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野間の大ケヤキ
友人Hさんの作品

ライトで対面の壁の絵が映り込んでしまった


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野の百合
友人Hさんの作品

構図が好き。
この写真も対面の絵が映り込んでしまった




《以下は 会場に展示されていた私の気に入った作品》
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夙川の桜




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構図が好き
水の勢いが感じられる
迫力のあるはり絵


More 1) リョウちゃんへ 2) 〆鯖のにぎり
by PochiPochi-2-s | 2017-03-27 22:21 | お出かけ | Trackback | Comments(8)
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20年前 北摂の町に家を新築し、大阪市内から引っ越してきた。
大阪市内に住んでいた時は藤井寺市にある道明寺天満宮によくお参りに行っていたが
引越し以来、京都の方が近いので北野天満宮の方に参拝するようになったのだった。

主人が2歳半の時に病気で亡くなった義父がこの北野天満宮の氏子だったらしい。京都生まれ京都育ちで大阪で働いていたが、戦争で大阪から家族を連れて疎開し、戦後2、3年ぐらいまで北野白梅町の近くの等持院に住んでいた時のことだという。
父親か亡くなった時は小さな小さな幼児。父親に関する記憶はおぼろげで、ほとんど何も覚えていないという。それでもここに来れば、微かだが父親を感じることができるのだろう。いつもほっとした顔になるのが不思議である。

子どもが3人もいると、
入学や卒業、就職、結婚、それぞれの健康等々、願いごとは限りなくある。
その都度、神頼みじゃないけれど、参拝し願わずにはおれない気持ちになるから
不思議である。学業達成や入試の時は、特にその願いは強くなる。
親の気持ちとはそういうものなのだろう。

参拝の後、孫4人のお守りを買った。
勧学のお守り2つ(ハルちゃんとアサヒちゃん)と
健康を願う干支のお守り(リョウちゃんとエイちゃん)2つ。
今年もそれぞれのランドセルやカバンに付けて元気に学校や保育園に通う事だろう。

エイちゃんが生まれて今日で1ヶ月余。
小さいながらも日々成長し、昨日は初めてお風呂に入れてもらったと、
夜にその時の動画を送ってきてくれた。
その可愛らしい仕草にいつまでもみていたい衝動に駆られたのだった。
担当医はじめ看護婦さんやその他のスタッフの皆さんのお陰で日々成長していくエイちゃんの姿がそこにあり、日々みんなに守られて成長できる幸せを思い感謝の気持ちで胸がいっぱいになったのだった。

参拝をしながら、"守られていることの大切さ"を思ったのだった。

今日は25日。
天満宮にとっては大切な参拝日。
参道の両側にたくさんの屋台ができ、
数え切れないほど大勢の参拝者で参道は埋め尽くされていた。
最近では外国人の観光客も多く訪れると聞いていたが、今日もかなりの数の外国人観光客がいた。屋台の様子が珍しのか興味津々の目つきで眺めている様子がおもしろくてならなかった。

少し寒かったが、
自動車の中では行きも帰りもしゃべりっぱなしで楽しい一日だった。


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by PochiPochi-2-s | 2017-03-25 23:03 | 思い | Trackback | Comments(4)

"春" - 啓翁桜が咲いた!-

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庭の啓翁桜

なにとなく春になりぬと聞く日より
心にかゝるみ吉野の山
(西行)

※立春といっても相変わらず寒く、何となく春になったというだけなのだが、
暦の上だけでも春になったと聞けば、花の咲くのはいつだろうと、吉野の山のあちらこちらが心にかかって、落ちつかないのだ。


今朝、庭の啓翁桜が咲いた!
去年に比べて10日ほど遅い。
やはり今年は寒かったのかもしれない。

もうそろそろと思い、ここ10日ほど、毎朝この桜を見に 庭に出ている。
「まだかなぁ、まだかなぁ」と思い、心待ちにする愉しみ。
最初の一輪が咲いた喜び。
毎春この愉しみを持てる幸せ。

桜は日本人の心の花だと言われているが、私にとっても大切な思い出が詰まった花。
このブログにも何回か書いてきたので省略するが、おそらく生きている限り決して忘れることはないだろう。それほど大切な心の花だ。

今までにたくさんの桜、さまざまな場所に咲く見事な桜も見てきたが、私にとって心に残る桜は、小さい頃住んでいた村の海岸沿いに走る電車の線路に沿った桜、近くの山に咲く山桜、和歌山城の見事な桜、毎春お弁当を持ってお参りした紀三井寺の桜だろう。父や母、祖母に連れられて見に行ったものだ。時には おじさんやおばさん、従兄弟たちも一緒だった。桜の花の思い出は、小さい時の楽しかった頃の思い出と幾重にも折り重なっている。ひとつ思い出すと、次から次へ楽しかった、みんな明るく笑い、はしゃいでいた場面が浮かび上がってくる。楽しそうに笑い、はしゃぐ声まで聞こえてくるように思える。


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父が好きだった桜。
その父の写真に供えようと、何年か前 たまたま買った啓翁桜だった。
花の終わった後 捨てるには忍びなく、何となく植木鉢に枝を挿し 水をやっていた。
あらっ、根付いている!
あるとき気づいた。
そのとき以来、毎春のこの時期にこの啓翁桜は花を咲かせる。
どの桜よりも一足早く。
父もきっと喜んでいることだろう。

いよいよ春が始まる!



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More ジョウビタキが飛んできた
by PochiPochi-2-s | 2017-03-24 23:11 | 日記 | Trackback | Comments(4)

原種アネモネが咲いた日

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原種アネモネ



久しぶりに冬の寒さに戻るだろうと天気予報で言われていたが、
意外と寒くはなかった。
"暑さ寒さも彼岸まで"とはよく言ったものだと思う。
陽射しはぐ〜んと春に近づいた。
そんな気がする最近の季節の変化である。

朝、食卓の用意をしながらふっとウッドデッキに目をやった。
まあ!
原種アネモネが、頭を持ち上げ咲き始めていた。
まだまだ寒かった冬のある日、葉っぱの間に蕾を見つけていた。
しかし、2年前の3月24日にはもうすでに咲いていたのだが、
今年は寒かったのか、咲き始めるまではかなりの時間がかかった。


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ミヤマカタバミ


デッキにはまだ他にも山野草の植木鉢がある。
今度の日曜日に会う友人Hさんから数年前にもらったミヤマカタバミ
冬の寒さの厳しい時期には葉や茎が全部枯れてしまい、地中には根だけが残る。
ここしばらくは暖かかったので、小さな新しい若葉が土の中から見え始めていた。
きれいな萌黄色。スプリング・グリーン。
白い優しげな小さな花が咲くのが待ちどおしい。


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ウメバチソウ


もうひと鉢は、ウメバチソウ
この山野草もHさんと関係がある。
3年程前、彼女の通っている絵の教室(同じ先生)の作品展が大阪市の長居植物園の中の建物で開かれ、同じ時期に作品展会場の横の部屋で山野草展が開かれていた。即売会場もあり、あまりの可愛さに描きたいと思い、つい買ってしまった花だった。
「山野草はあまり手を入れないほうがよく育つ」と、亡くなった父がよく言っていたが、この花や風蘭、大文字草等を見ている限りそうかもしれないとつくづくと思う。

このような春の一日、TVは国会で行われた籠池氏の証人喚問の様子を伝えていた。
その証人喚問の様子を見ながら、午前中は 娘に頼まれたロールキャベツやひじきの五目煮等を作り、午後からは 一昨日完成させたヒメオドリコソウの絵にもう少し花を付け加えた。昨日教室で先生に見てもらった時、「もう少し花を付け加えては」というアドヴァイスをもらっていたからだった。

いつの時代も、政治家という人種は我々一般庶民とは全く異なる人種であるように思えてならなかった。"清廉潔白"とは程遠いところにいる人たちであるように思うのは私一人だけではないだろう。別世界に住む人種のように思える。
できるならば、私たちの納得できるような結論を導き出してをほしいものだと
淡い期待をしているのだが、果してどうなることやら…

そんなことを思った春の一日でもあった。



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トマト味のロールキャベツとひじきの五目煮


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男の手料理
鱈の切り身のトマト煮込み

簡単で短時間でできる料理である。
にんにくが効いていておいしかった。
自分でレシピを探し出し作ってくれたのには感心した。




by PochiPochi-2-s | 2017-03-23 23:13 | 日記 | Trackback | Comments(2)
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ヒメオドリコソウ
(花言葉 : 快活)

楽しそうなヒメオドリコソウに描けたかな?
よく似た花にホトケノザがある。
見分け方は ここ →


暖かくなり始めると何かと忙しくなり、
落ち着いて ひとり静かに絵を描く時間が目に見えて少なくなってくる。
「まあ いいさ。なんとかなるだろう」
のんびりとかまえていた。
時にはiPadで遊びながら。
しかし、日々の生活というものは、突然予期せぬことが起こるもの。
慌てふためき、今日午後なんとか時間を作り描くことができた。
なんとか間に合ったかな?

葉に関してはまだ気に入らないので、
どのように描いたらいいのか 明日先生に聞いてみようと思う。
修正はそれからだと、ひとまず絵筆を置いた。



by PochiPochi-2-s | 2017-03-21 22:20 | 習いごと(絵・水泳) | Trackback | Comments(8)

渋滞

朝からコートが要らないくらい暖かい日だった。
所用で大阪市内へ車で行くことになり、この冬以来初めてコートなしで出かけた。
ブレザージャケットで充分の暖かさだった。

千里中央から新御堂筋線に入ってすぐに渋滞が始まった。
カーナビ表示にはまだ渋滞を示す赤い線が道路の横に表示されてはいなかった。
しかし、しばらく走ると、さらに渋滞がひどくなり前方に進めなくなった。
いったいどこまでこの渋滞が続いているのだろうか?
ナビの地図で調べて見ると、江坂近くまで続いていた。
「江坂付近で事故でもあったのだろう。
こうなったら仕方がない。なるようにしかならない。
横道にそれることもできないし…」
そうなると、ふたりの間でおしゃべりが始まり、
そのうちに、渋滞の話から娘の高校の卒業式の日のことを思い出したのだった。


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クラブの仲良しの仲間と



彼女と兄(長男)が通った高校は、
公立高校だが 制服はなく、卒業式も服装には何の決まりもなく全くの自由だった。
娘は、卒業式の日には、母が昔私のために作ってくれた振袖を着ると決めていた。
卒業式当日の朝、当時住んでいた家の近くの美容院で早朝から振袖の着付けをして
もらい、私が自動車で天王寺にあった彼女の学校まで送って行くという計画だった。

当日、朝8時前の長居までの道は予想以上に渋滞していた。
なかなか車は思うようには進まなかった。
このままでは遅れると少々焦りだした頃、ふっと思った。
「渋滞でもバスが時間どうりに走れるようにバス路線だけはあけられている。
そのバス道を走ればいいじゃなか。目の前にバスが見えれば横の車線に入ればいい」
怖いもの知らずとはこういうことを言うのだろう。
バス路線を走り、バスを見つければ横の車線に移り、なんとか長居までは行けた。
しかし、次の関門があった。
普段『開かずの踏切』と呼ばれている踏切がJR長居駅の北側にあり、その踏切を通過しなければ彼女の高校には行けなかった。予想どうり『開かずの踏切』は待っても待っても開かなかった。
このままでは学校が指定した集合時間に遅れると、
「急遽すぐ近くのJR長居駅に戻り、そこからJR美章園駅まで電車で行くこと」
を娘に勧め、彼女も同意した。

その後一人になった私は踏切が開くのをゆっくりと待ち、
前以て下調べをしていた場所に自動車を駐車し、卒業式に参列したのだった。
当日の生徒の集合時間は卒業式が始まる1時間前だった。
正門の受付で、主人の元同僚の知り合いの先生に声をかけられた。
「お嬢さんは十分間に合いましたよ。安心して式に参列してください」
なんとも恥ずかしいことだった。

その日学校から帰り私の顔を見た途端、彼女は言った。
「美章園の駅から学校の正門まで、着物姿でどれだけ走ったことか!
みんな呆れた顔して私を見てはったわ。
上手に着せてくれてたから着物が着崩れなかったのが嬉しかった」

担任の先生は娘に言ったそうだ。
「そんな格好してくるなんて。思いもしなかった。
一度も遅刻をしたことがないのに何故やろうかと思ってたんよ。
でも、よく似合ってるわ。特に帯がいいわ。この日のために作ってもらったの?」
娘は答えたという。
「うううん、違うわ。お母さんの振袖やねん。
おばあちゃんが気に入ってお母さんのためにこしらえたと聞いています。
私もこの着物が好きなので、今日絶対に着ようと思ってたんです」

式の後、クラブの男子からは「僕と二人のツーショットの写真を撮って欲しい」
と頼まれ、とっても忙しかったらしい。
「今日だけは超人気ものやったわ!」
嬉しそうな顔で彼女はしゃべっていた。

今でも渋滞と聞いたり、渋滞にはまってしまった時に思い出す話である。

予想通り江坂付近で乗用車、二輪車、マイクロバスの衝突事故があり、
1車線が閉鎖されていた故の渋滞だった。
普段なら10分程度で通り抜けれるところを1時間余かかったのだった。

その後通った なにわ筋の銀杏並木は、まだ新芽も出ていなかった。
「暖かいとは言えど、まだまだ本格的な春ではないなあ」と思ったのだった。


More 嬉しかったこと
by PochiPochi-2-s | 2017-03-20 23:06 | 思い | Trackback | Comments(4)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s