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裏山の紅葉

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裏山の紅葉(北側)


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裏山の紅葉(西側)



秋の夕日に照る山紅葉(やまもみじ)
濃(こ)いも薄いも数ある中に
松をいろどる楓(かえで)や蔦(つた)は
山のふもとの裾模様(すそもよう)

ここ2、3日で気温はぐっと低くなり、
特に早朝と太陽が沈んでからの気温が驚くほど低くなった。
今日は日中でもデッキの温度は13度ぐらいしかなく、
2気筒のストーブを全開にしても部屋の温度は20度以上にはならなかった。
いつもは昼間は気筒を2本使うこともなく一本だけで十分な暖かさになるのだが、
今日はそれほど寒かったということだ。
だからか、
今朝は、毎朝見ている裏山の紅葉が、いっきにきれいになったように思ったのだった。

お昼前、用事があり出かけたついでに近くの山の紅葉も見ようと立ち寄ってみた。
思ったとおり、ここの山の紅葉もずいぶんと美しくなっていた。
曇りがちのなか時々陽の光が射すと、山の紅葉した木々がパッと明るく輝いて見える。
「ああ きれいだなぁ」
しばらくじっと眺めていた。
心の中では「紅葉」の歌が流れていた。
「夕日じゃないけど…」と思いながら。
どういうわけかわからないが、今年は赤色より黄色の方が輝いているように思う。



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by PochiPochi-2-s | 2017-11-21 23:37 | 日記 | Trackback | Comments(2)

雨の昨日は…

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1時過ぎの日差し(追加)


今日は朝から眩いほどの陽の光が燦々と降り注いでいる。
外は寒いが、デッキに面した合計5枚のガラス戸から差し込む日差しのおかげで
リビングはまるで温室のように暖かい。
この暖かさがなんとも言えず心地よく、心まで温まるように思える。


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昨日 雨に濡れる蝋梅の黄葉



一昨日の夜、ふと眼が覚めると雨音が聞こえていた。
寝室の天窓のガラスに当たる雨音だった。
いつもなら星や月が見えるのにその夜は真っ暗。雨音だけが聞こえていた。
そのうちに再び眠ってしまった。

朝、まだ雨が降っていた。
主人は大学時代の同窓会に行く準備をしていた。
「よっぽどの雨男なんやなぁ。よりにもよってこんな日に降られるとは…」
英語科同期12、3名の同窓会。今日の幹事は彼。出席者は9名。
出かける時には雨がまだ降っていたので自動車で駅まで送っていった。

さあ、夕方まで楽しいひとり時間。
マムシグサの絵を完成させようと前日から目論んでいた。
しかし、どうしたことかすごく眠くなり、絵に集中できない。
気がつくとかなりの時間ソファの上で眠り込んでいたようだった。
毛布に包まって。CDはいつのまにか終わっていた。
ストーブがつけられ、暖かい心地よい部屋で4時間ほど眠っていたのだろうか。
自分でもびっくりするくらい珍しいことだった。
なんとなくスッキリしたとは思うがやはり絵を描く気にはならず、
そのうちに再放送の「刑事フォイル」が始まってしまった。
第二次世界大戦下のイギリスの小さな村での出来事を扱う刑事ものミステリー。
先週の前半に続く後半で、すでに知っている内容とは言えやはりワクワクしながら見入ってしまった。何故この番組が好きなのかと聞かれてもすぐには答えが出てこないのだが、言葉の使い方、俳優の演じる人物が如何にもイギリス的なのが好きな理由の一つかもしれない。アメリカの映画では感じられないイギリス的なものを感じさせてくれる点が好きなのかもしれないなぁと思いながら見ていた。

夕方主人が帰ってきた時には、まだなんとなくスッキリしなかった気分もかなりよくなっていたが、準備していた簡単な夕食をとり11時前には寝てしまった。
私にはほんとうに珍しいことだった。

今日は朝からの明るい日差しに心も明るくなり、疲れていた私に再び元気をくれたようだ。
さあ!
ひとり心の中で叫んでいた。




by PochiPochi-2-s | 2017-11-19 12:15 | 日記 | Trackback | Comments(2)

雨降りやまず

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昨夜遅くから雨が降り始めた。
朝方ふっと目が覚めた時もまだ雨は降り続いていた。
「いやだなぁ。今日は出かける日だのになぁ。
絵の道具は大きいから出かけるまでに止んでほしいなぁ」
そんなことを考えながら、まだ早かったのでまた眠ってしまった。
再び目覚めた時にもまだ雨は降っていた。
しかし、雨はかなり小降りになってきていた。
「しめた! やっぱり晴れ女やわ」
しかし、そう思ったのも束の間。
再び雨はかなり強く降り始め、裏山は雨に煙って何も見えなくなってしまった。
夕方帰ってくるまでほぼ一日中雨は降っていたようだ。

まどみちおさんの詩・『あめの おと』を思い出した。

 あめの おと  

あめの おとってさ
くさに しとしと
いけに ぽちょぽちょ
ほどうに ぴちぴち
かさに ぱらぱら
とたんの やねには
たんたか たんたか
おもしろいんだよな
でもさ
あんなに たかい たかい
てんから ふってくる
とちゅうの おとって
ああ どんなんだろうなぁ



by PochiPochi-2-s | 2017-11-08 23:32 | 日記 | Trackback | Comments(4)

バイク、諦めたんよ

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「あらぁ、元気やった? 最近会わへんかったけど、どうしてはったん?
まあ私も最近はあんまり外に出てないから。会わへんのも不思議やないわね」

ケヤキの葉がきれいな黄色になってきたので、家の前の道路から見上げていた時、
何処からか声をかけられた。
慌てて振り向くと、すぐ近くのOさんだった。
バス停が近くにある地域巡回バスから降りて家に帰るところだった。

「まあ、今日は。ほんとうに久しぶりですね。お元気でしたか?
最近はバスを使ってるんですか? もうバイクには乗らないの?」

「そうなんよ。私ももう歳だから危ないし、何かあったら大変やからバイクに乗るのはやめときと、家族みんなが反対するんやわ。だから、バイク、諦めたんよ。最近はこうして時々バスで買い物に行ってるんよ」

しゃれたリュックを背中に背負って、ナイロン製の買い物袋片手に元気に話すOさん。
もうすぐ90歳に手が届くという年齢にはとても見えない。
20年余前この地に家を建て引っ越してきた時、Oさんは毎日のようにバイクに乗って買い物に出かけていた。ちょうど今の私ぐらいの年齢だった。坂の急なこの住宅地に住む女性にとって自動車に乗れないとなると、毎日の買い物はかなり負担になる。だから元警察官のご主人が彼女にバイクの乗り方を教え、訓練したと聞いている。
その彼女が90歳近くになってやっとバイクに乗るのを諦めたという。
誰が考えても当然のことだと思うが、元気な、足腰の丈夫な彼女はまだ少々不満らしい。

90歳過ぎともうすぐ90歳の夫婦2人だけの生活。
孫や子供夫婦が度々訪ねてはくるが、常日頃は全く2人だけの生活。
2人ともまだまだ元気で毎日の生活を楽しんでいるように見える。
家の前はいつも花がきれいに咲いている。
草花の好きなご主人が植え、毎日よく世話をしている。

「じゃあまたね。お父さんが待ってるから帰るわ」
しゃんと背中を伸ばして歩いてゆく彼女の後ろ姿が眩しかった。
なんだか勇気をもらったような気がしたのだった。




by PochiPochi-2-s | 2017-11-07 22:51 | 日記 | Trackback | Comments(4)
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きれいに拭かれた窓ガラス


昨日のこと。

「今日は朝から花の植え替えをするん?
もし植え替えるんなら、こっちは窓を拭くわ」

最近は日、中はともかく朝夕がめっきり寒くなってきた。
いよいよヴィオラのシーズンだ。
毎年この頃、花の植え替えをすることにしている。
夏・秋の花から冬から春にかけての花に植え替える。
おもにヴィオラを中心にして。
ヴィオラのほとんどの花の色を黄色の濃淡にしている。
冬の寒々しい中、このカナリアイエロー系の黄色はなんだか暖かい気がして好きな色だ。
何よりも正面の道路からオープンガレージをのぞいたとき、パッと目に入る黄色のかたまりは
明るくて華やか。
自然とウキウキするのである。
暗くなりがちな冬、せめて気持ちだけでも明るくと、毎年この時期の私の行事になっている。
いわゆる庭の模様替え、冬ヴァージョンである。
来年の春先から初夏にかけてまで楽しめる心が弾む仕事となる。

朝から夕方までランチ休憩を挟んでだが、まる一日かかってしまった。
お陰で、正面の道に沿った植え込み、オープンガレージ横の飾りかご、玄関までのスロープ横のプランター、門を入ったところの植え込み、庭、デッキの上と、代わり映えはしないが何時もの冬ヴァージョンになった。
あとは球根の植え込み、裏庭の手入れが残っているがまた日をあらめてすることにした。

「まあ、きれい!」
庭にかかりっきりだった間に、いつの間にか家の窓ガラスがきれいになっていた。
1階も2階も、全ての窓ガラスがきれいに拭かれ、ピカピカに光っていた。
主人の特技のひとつ。窓拭き。
ゆるめに絞った雑巾と固く絞った雑巾2枚を使って拭きとるだけだのに、
どうしてこんなにきれいになるのか私にはわからない。
でも拭いてくれるだけでありがたい。
「ありがとう。向こうがはっきり見える。まるで透明! 気持ちがいいわ」

夏場の簾をはずしたたあと窓ガラスの汚れが気になっていた。
彼も同じ気持ちだったらしい。
何も特別なことはしないが、2人で協力してそれぞれが出来ること、得意なことをすると日常の仕事は楽しくなる。
「ああスッキリした」
一仕事終えた後の爽快感は何事にも代え難いものだった。

でも…
「うん?この疲れは?」
今日は一日ほとんど何もできなかった…
今まではこんなことなかったのに…と。

夕方、長男の住むマンションまでドライブをした。
ハル・アサヒが好きなチーズケーキ、ハム、カルピスウォーター(濃いめ)1箱を届けに。
「あッ、濃いめのカルピスウォーターや。めっちゃ嬉しいわ。
でも一本68円とは!めっちゃ安いやん。おじいちゃんありがとう。
おばあちゃんのチーズケーキもあるし、明日からのおやつが楽しみや」

「こんなものでこんなに喜ぶなんて。まだまだ可愛いもんやなぁ」
運転しながら主人はつぶやいていた。

帰り道、フロントガラスから見える月は幽玄の美という言葉を思い起こさせるような
美しい月だった。
思わず見惚れてしまった。


《11/5写真追加》

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あわてて写した2人の写真
ちょっとピンボケ
ハル(中1)とアサヒ(小3)
急に背が伸びはじめたハルちゃん。
どんなに背伸びしても追いつけないアサヒちゃん。
でも、相変わらず仲がよい。
(マンションの前で)


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帰り道、フロントグラス越しに見た月
フロントグラスの汚れがまるわかり…




by PochiPochi-2-s | 2017-11-04 23:37 | 日記 | Trackback | Comments(13)
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見て見て!(リョウ)

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お腹で回転できるよ!

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ばあ!こんなことできるよ。
(エイちゃん)

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何なめてるの?



「今、阪急電車に乗り換えたよ。もうすぐ着きます」
娘からのメールを受け取り、すぐに駅まで迎えに行った。
駅についた時ちょうど電車も到着し、ホームから手を振っているリョウちゃんが見えた。
「こんにちは。リョウちゃんきたよ」

昨日、27日(木)の午後2時過ぎ。
その時から今日午前10時過ぎまでの時間は、なんと目まぐるしく忙しい、
小さい子ども特有の明るい、賑やかな声で満たされたことだったろうか。
普段はシニア2人の静かな家の中が、いっきに明るく彩られた。

愛嬌のある顔、ぱっちりした目のエイちゃんと、際限なくいつまでもしゃべりまくる
リョウちゃん。わずか4歳でこんなに語彙豊かに話せるものなか、こんなに大人とコミュニケーションがとれるものなのかと驚いた。昨日も今日も恐竜プリントの長袖Tシャツを着て上機嫌だった。

「ねえねえイチゴとってもいい?」
「ねえねえ、ブルーベリーなっているかな?」
ワイルドストロベリーを摘み、たまたま気がつかずに採り忘れ残っていたてブルーベリーの実をとりリョウちゃんは大喜びだった。
おじいちゃんと一緒に電車で遊ぶのも大好き。
この二日間、”おじいちゃん、おじいちゃん“の連発だった。

エイちゃんは最近寝返りができるようになり、いつの間にか腹ばいの格好に。
前に進みたい気は十分だが、まだまだ進めない。
娘の小さい時の目にそっくりなエイちゃんの目。
見つめられると、思わず「どうしたの?」とかまいたくなってしまう。

「ねえねえ、ぎゅっとして」
エイちゃんが寝た後、いつもの楽しみなのかリョウちゃんは突然お母さんの膝の上に。
“ぎゅっと”抱きしめてもらっていた。
「ぎゅっ、ぎゅっ」「ぎゅっ、ぎゅっ」
2人で何度も言い合いながら。
リョウちゃんの嬉しそうな、ほっと安心したような顔。
お母さんの目がエイちゃんに注がれている間はじっと我慢しているのだろう。
その健気さに、思わずじーんとしてしまった。
それからしばらくして、“ママが買ってくれた”恐竜がいっぱいプリントされたパジャマを着て安心して寝たのだった。

2人と遊び、夕食の用意をし、食べさせ、お風呂に入れるのを手伝い、夜寝かしつけるまでの
時間の長さ、忙しさ。
「こんなだったかなぁ…。忘れてしまったわ」

今朝10時過ぎ自動車で送っていった後、どっと疲れが出たのはいうまでもないことだった。
でも、最高に楽しい、忙しい2日間だった。
午後からは雨の中コンサートに出かけた。




by PochiPochi-2-s | 2017-10-28 23:38 | 日記 | Trackback | Comments(2)
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「ああ、気持ちいい!」
洗濯物を干そうと裏庭に出た。
空を見上げると、太陽が輝いていた。
気持ちのいい青空が広がっていた。

「おかあさん、明日14時〜15時ぐらいにそっちに着くように電車で行くわ。
駅まで迎えにきてくれる? それから夜は泊まって翌日お昼前に帰ろうと思ってるんやけど。
いいかなあ」
娘からメールが届いた。
「Mさんが出張なので2人を連れて遊びに行きたい、リョウちゃんも喜ぶから」
とは聞いていたが、まさか泊まりたいとは!
泊まった翌日の午後からは出かける予定があるが、少し早く昼食をとり送っていけばいい。
まあ私たちも嬉しいし、彼女も楽なのだろうと”了解“の返事を送った。

それならば少しでも色をつけておかなくてはと、今日出かける予定であったのを急遽取り止めた。まずは昨日の続きと再び柘榴の絵を取り出し、気になっていた葉の部分を描きなおした。
まだ時間があったのでほんの少しだけ色をつけてみた。
うまいこといくだろうか?

ここ二週間ほどずーっと気にかかっていた(絵の教室の)ことも解決するようだし、
心がすっきりし明るくなれば、絵を描くのも自然と楽しくなる。
『気持ちのリセット』
時には必要なのかもしれない。
解決できるとわかった嬉しさは何事にも代え難い。

柘榴と聞くと、スペイン・グラナダで聞いた言葉を思い出す。
「長い間イスラム王朝の支配下にあったグラナダを、キリスト教のカトリック王が
レコンキスタの旗の下に奪い返した。そのグラナダのシンボルが柘榴である」
殻が固い柘榴はなかなか陥落しなかったグラナダ王国を表しているという。

柘榴の絵を描いているとグラナダを旅した時の思い出が蘇ってくる。

※ レコンキスタ :
Reconquista・国土回復運動。
キリスト教徒による、イベリア半島のイスラム教徒からの解放運動。
711年のイスラム軍侵攻に始まり、1492年のグラナダ陥落で完了した。



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夕食は久しぶりにサーモン握りとなった。
サーモンの切り身の上に生姜のすりおろしとねぎの小口切りを散らす。
一番好きな握りである。



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明日はリョウちゃんとエイちゃんがやってくる。
楽しい、賑やかな一日になりそうだ。




by PochiPochi-2-s | 2017-10-26 23:38 | 日記 | Trackback | Comments(6)

今日も水泳に

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「台風がそれそうやから いつものようにプールに泳ぎに行く?」
「えっ、こんな日まで行くん…」

“ルーティーン化人間”は どこまでも自分の行動をルーティーン化し実行するようだ。
たとえ台風がやってくるかもしれないというこの状況の時にでもだ。
あまり気が進まなかったが、午後3時前頃降りしきる雨の中を自動車でプールへ出かけた。
行ってみると、驚いたことに予想していた以上にプールにきている人が多かった。
さすがに今日は子供連れの女性は少なかったが、何時ものごとく同じような顔ぶれの人たちが黙々と泳いだり、水中歩行をしたりしていたのだった。

1時間ほど黙々と泳ぎ、帰る時には来た時以上に風雨が激しくなっていた。
しかし心は少し晴れた。
ほんの少しだが泳ぐのが楽になった気もしたが、日曜日午後からの水泳がルーティーン化されつつあり、少々慌てている気分屋の私がるのにも気がついた。

※ 衆議院選挙投票日だった。




by PochiPochi-2-s | 2017-10-22 23:19 | 日記 | Trackback | Comments(2)
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今日も朝から雨が降っていた。
いったいどれだけ降れば気がすむのだろうか。
もともと雨降りはそれほど嫌いでもなかったが、少し腹立たしい気がしないでもない。
天気予報によると、
衆議院選挙日の日曜日は、台風接近のためにかなりの暴風雨が予想されるとのこと。
「昨日ほんの少しの晴れ間に、期日前投票をしておいてよかったなぁ」
そう思いながら、この前の教室で完成しなかったガマズミの下絵を一人で描き続けた。
主人が所用で出かけた静かな雨の降り続く午後であった。

ひとり、絵に集中しようとしたが、気にかかる事柄が次から次へと心に浮かんでは消えていった。考えれば考えるほど落ち込むとも多く、気分を変えようとふっとTVをつけたのだった。
突然、メリル・ストリープの声が耳に飛び込んできた。
あの彼女の英語の発音。心に残る声の響き。
はっとTV画面を見ると、映画「愛と哀しみの果て」の一場面が目に入った。
「ああそうだった。今日BSで再放送されるのだった。忘れていたわ」
しばらく見ていると、昔この映画を見たくてわざわざ映画館にゆき、すぐに画面に
入り込み、物も言わず夢中で最後まで見入っってしまったことを思い出した。





主人公カレンとデニスのラブストーリーも興味深かったが、私にとっては何よりもアフリカの大地の映像がとても美しく印象的であった。サバンナを自由に駆け回る動物や大地を赤々と染め沈んでゆく太陽、その燃えるような夕景、木々の黒いシルエット。ケニアの大地の雄大さに魅了されてしまったように感じたのだった。アフリカの空気感までも感じることができるような映画だった。

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「そうだった…」
この映画の原作者『カーレン・ブリクセンの世界』という特集記事を思い出し、
その記事が掲載された雑誌を本棚から取り出したのだった。
《私の部屋ビズ・BISES 1995 盛夏号 No.20》
1995年とは!
ずいぶん長い間、この雑誌を見ていなかったことになる。
「いつか行けるようになったら、この記事に出てくるようなイギリスのコッツウォルド地方や
オランダやデンマークに行きたいなぁ」と思いながら、この頃はこの雑誌を眺めていたのだろう。何度も何度も手にとったことがよくわかるほど表紙は擦り切れている。

原作者カーレン・ブリクセンはデンマークを代表する女性作家であり、20世紀のごく初頭に
アフリカに17年間暮らし、その特異な人生経験をもとに、のちに作家となった女性である。
特集記事には次にような小見出しがついている。『デンマークではアンデルセンと人気を分け、ヘミングウェーとノーベル文学賞を競う』『野生を尊んだエコロジカルな生き方は野鳥の森に生きている』
彼女はデンマークではアンデルセンと並んで国民に愛される作家であり、自然に恵まれたおよそ16ヘクタールの土地で‘62年に亡くなるまで暮らした。この土地は庭と林と草地からできており、広大な庭は鳥の楽園であり、古い木々の下はアネモネ、サクラソウ、スミレなどとびきり豊かな下生えで埋められているという。

特集記事をあらためて読んでみると、当時の私は、どれほどこのカーレン・ブリクセンという女性に憧れ、映画「愛と哀しみの果てに」に魅了されたのかがよくわかる。その自由さ、奔放さ、大胆さ、勇気等に憧れたのだろう。大学生、高校生、小学生の3人の子育てで時間的にも金銭的にもゆとりはなく、ただただ憧れ、いつかはきっとまだ見ぬ地に旅行したいと思い続けていたのだった。
その後、初めて一人で二度目のヨーロッパへ旅だったのは2002年6月。
この雑誌を見てから7年が経っていた。3人の子供たちは社会人(2人)と高校生になっていた。
訪れた場所は、イギリスでもなく、デンマークでも、ましてアフリカでもなかった。
長年の高齢のドイツ人の友人が住むドイツ・ハンブルグの街だったが。

小説や映画に魅了され、いつか行ってみたいと思い続け、実現できたときの喜び。
この映画もまたそういう類の魅力的な映画であった。
今日は、偶然、途中から見たのだったが、以前と同じように画面に入り込んでしまった。
アフリカの美しい大地がやはり印象的であり、アフリカの大陸を流れる風さえも感じられた。

気分は変わった。
さてもう一度ガマズミの下絵を描こうとテーブルについた。
しかし、もはやもう描く気力はなくなってしまっていた。
しかもすぐあとに主人も帰り、貴重なひとり時間は消えてしまったのだった。
だが、今日はこれでよかったと思った自分がいた。



by PochiPochi-2-s | 2017-10-20 21:17 | 日記 | Trackback | Comments(4)

晴れた!

朝7時前、太陽が見えた。
やっと晴れた!
友人の作品展(野の花の絵)から帰ってくるまで、この晴れが続いてほしい。


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7時前
東隣りの家の屋根に太陽が見え始める


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太陽が刻々とのぼっていく



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7時過ぎ
遠くに梅田のビル群と生駒山が霞んで見える




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リビングのフローリングにも陽の光が射し込んできた


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7時半ごろ



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久しぶりにデッキに陽があたる




by PochiPochi-2-s | 2017-10-18 08:40 | 日記 | Trackback | Comments(8)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s