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今年も.母の日が過ぎた頃から、20年前の母に日に娘から贈られたこの薔薇が咲き出した。
長い年月の間にこの薔薇の名前はもう忘れてしまったが、毎年この時期に必ず咲き始め、
お隣との間の垣根を埋め尽くす。
この薔薇の花を見るたびに当時の娘の気持ちを思い出し、改めて過ぎ去った年月の長さや重さを考える。この20年の間の様々な出来事を思い出し、考える。
そして 彼女のこれから先の幸せを祈る。
私にとってはとっても大切な花であり、これからも心を込めて育てたいと思う花である。


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5月10日に一つ目の花が咲き始めた欄の花。
今年は 蕾が8つついていた。
今朝起きると、嬉しいことに 5つ目の花が咲いていた。
「ラッキー♪」
思わずつぶやいた。
「さあ今日は『ホウの絵』を頑張って描こう!」
そのように思えるほど、好きな花の開花は嬉しいものだ。
こんな小さな花からでもエネルギーをいっぱいもらえるからだ。



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「おはようございます。いよいよ咲き始めましたねぇ。
毎朝楽しみにしているのよ」

いつも朝10時前に、私の家の前を通ってバスに乗る Oさんが声をかけてくれた。
この"野ばら・モーツァルテム"を楽しみにしてくれている人がたくさんいるのだと
嬉しくなった。

「この薔薇、家で活けてみない? 何本か切るよ」
「わあ、ほんとう?いただけるの?帰りに寄らせてもらうわ」

お昼ご飯が終わった頃インタホーンが鳴り、約束通り彼女に薔薇を切ってあげた。
彼女は大喜びで帰っていった。

私もこの薔薇を部屋に飾りたくなり、切って部屋に飾ったのだった。



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季節はもはや夏と思える日もあるくらいに気温の高い日もあるが、
この時期の庭は緑が美しく、絵を描きながら時々庭の片隅を眺めてほっとひと息する。
もうすぐ紫陽花が咲くだろう。

昔見た映画、ヴァージニア・ウルフの「ミセス ダロウェイ」の最初のシーンを思い出した。
「おお、プランジ!」
そう言って主人公が新緑の美しいロンドンの街に花を買いに出かけるシーン。
なんて美しいのだろうと感激したものだった。

その新緑の季節が、わが町でもこれから始まる。
そう思うと、思わず体が軽くなり心が弾むのである。
心ゆくまでこの季節を楽しみたい。
ホウの絵を描きながらそう思っていた。






# by PochiPochi-2-s | 2017-05-26 23:03 | 日記 | Trackback | Comments(2)

突然目の前に現れたひと

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咲き始めた野ばら『モーツァルテム』


「おはようございます。いよいよ咲き始めましたね。
この通り歩くの大好きなんですよ。
最近までモッコウバラがみごとでしたものね。
毎朝楽しみに歩いていたのですよ。
ところでこの薔薇は何という名前ですか?
つい最近買って庭に植えた『バレリーナ』とよく似ていると思うのだけれど」

朝、いつものように家の前の道を履いていると、
いったん通り過ぎた女の人がふと立ち止まり、振り向いて挨拶をしてくれた。

聞くとはなしに彼女の話を聞いていると、
その人も草花が大好きで最近庭にバラを植えたという。
バラの名前は『バレリーナ
大きな華やかな薔薇もいいが、バレリーナのような小さな花も可愛らしいと思ったという。

その人にふと言った。
「もしよかったら、さし芽しませんか? 簡単につきますよ」
「まあ 嬉しいわ。さし芽をしてみます。どのようにしたらいいのかしら?」

さし芽の説明をして、伸び始めた新しい枝を4、5本と花のついた枝を切ってさしあげた。
よほど嬉しかったのか、彼女の家の場所と名前を教えてくれたのだった。
聞いてみてびっくりした。
「あらっ、Tさん? もしかしてピアノの先生のSさんの友達?お名前だけは聞いていました」
「 I さんですか? 私もTさんからお名前だけは度々聞いていました。
お宅、ここだったのですか?」
私と彼女の間に共通の知人がいたのだった。

この住宅地に住み始めた頃知り合ったSさん。
ピアノの先生で草花の大好きな人。初めて出会ったその時からすぐに意気投合したのだった。
まだ誰一人知る人のいなかったこの地で初めてできた花友だちだった。
その頃の彼女の話の中に、このTさんがよく登場していたのだった。
しかし、
すぐ近くに住んでいるのに、どうしてか今まで一度も出会ったことはなかったのだった。

そのTさんが、今朝、突然私の前に現れた。
そしてお互いに好きな薔薇の話をし、一気に花友だちになったのだった。
こんな嬉しい、心弾むことは他にあるだろうか?
一日中気分がルンルン♪だったのは言うまでもない。

その勢いで絵の教室では "ホウの花"を選んでしまった。
さあ、大変な週になるかも。


# by PochiPochi-2-s | 2017-05-24 23:18 | 日記 | Trackback | Comments(8)
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「 I さん、このカラスビシャクとオオハンゲ、緑色ばかりの絵になるから、
葉っぱの上に水滴を描いたらどうやろうか?」

形がとりぬくく、何度も消しては描き消しては描がき悪戦苦闘している時に、
先生から声がかかった。

「ええ〜ッ? 水滴? 仕方ない、描いてみよう。
ずいぶん久しぶりゆえ、失敗しても描きなおせばいいか」

一応描いてみた。
でも、気に入らない。
な となく以前のようには描けていない。
一応完成とし、明日もう一度先生にみてもらって相談してみようと思う。


* * *


稲垣栄洋(ひでひろ)・文、三上 修・画『身近な雑草の愉快な生きかた』の中に、このカラスビシャクに関してのおもしろい話が載っていた。

この雑草が「へそくりを貯め込む」の『へそくり』の語源になっていると。
カラスビシャクの芋は栗に似ているが、茎がとれたくぼみがへそのように見えるので
「へそ栗」の別名があり、一方、この芋は漢方で「半夏(はんげ)」と呼ばれ、吐き気どめの薬になる。それ故、農家の主婦は畑の草むしりをしながら、この「へそ栗」を薬局へ売って小銭を稼いだ。これがへそくりの語源であるという。



# by PochiPochi-2-s | 2017-05-23 23:28 | 習いごと | Trackback | Comments(12)
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あっ 、向こうに甲山が見える!
「もうすぐ校外学習で神呪寺から甲山に登るねん」(ハル)


昨日は午後から長男の家でハルとアサヒの二人に孫と一緒に過ごすことになっていた。
先月の末頃長男から頼まれていた。
「結婚式があり子供たちは招待されていないので、午後から夜8時過ぎまで二人だけにしておかなければならないから家に来て一緒に居てやってくれないかなぁ。僕らはお昼前に家を出るけど子どもらはお昼は二人で食べるから、来てくれるのは3時ぐらいでいいわ。悪いけどお願いしたいんやわ」

昨夜は長男からのメールで、できるだけ外に連れ出してほしいと頼まれていた。
考えた挙句、彼らの住むマンションから近い甲山森林公園まで行くことにしたのだった。
私の昔の記憶では、関西学院大学の図書館裏から出ればすぐに行けるはずだったから。
しかし、阪神大震災時かなりの被害があった場所も近くにあったので、学生時代"仁川渓谷"と冗談で言っていた、登山部の学生たちがよくロッククライミングの練習をしていた場所も既になくなっていて森林公園の入り口まではかなり遠くなったような気がした。

中学生になり急に大人びた雰囲気になってきたハルちゃんとはポツポツといろんな話をしながら、また まだまだかわいい小学生のアサヒちゃんと冗談を言ったりふざけたりしながら歩くのはおもしろかったが、彼らは果たして楽しかったのだろうか?
おばあちゃんと中1小3のコンビで少しきつい軽登山道を歩いて登り展望台まで行ったのだった。二人ともよく歩いたと思う。


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真ん中下に見える赤い屋根は関西学院大学

「僕の住んでるマンション見えるかなぁ」
「あっ、見えるわ。あそこあそこ」
時計台から斜め左の方にマンションが見え喜んでいた。

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緑色にくねっているのは仁川
写真上部に見える緑色の部分は武庫川の河原


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仁川の競馬場


空気の澄みきった日には遠く金剛山や葛城山も見えると言われているが、昨日は晴れてはいたがかなりかすんでいたので残念ながら山は見えなかった。
しかし、宝塚方面から梅田のビル群、アベノハルカス、弁天町のツインビル、大阪南港のATC(アジア・トレーディング・センター)のビルなどを見ることができ、気分がスカッとした。

「ねえ ハルちゃん、むしゃくしゃする時はここに来ればすっきりすると思わへん?」
「うん、そうやなぁ。でも、遠すぎるわ」
「ねえねえおばあちゃん、僕には遠ないで。ビューんッて走ってきたらいいんやから」
「ふ〜ん。でもアサヒ、そんな偉そうなこと言っても一人で来れるか?」(ハル)
「…………」(アサヒ)

思わず笑ってしまった。


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帰り道、まだまだ体力の余っているアサヒがおもしろいと始めた遊具。
ピョンピョンと飛び跳ねながら遊ぶ姿が、何度か試みている間に様になってきた。
なんでもやりたがりやで負けず嫌いのアサヒ。
上手くなるのも早い。


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経済学部裏・日本庭園横の木陰の道
ここはいつ通っても気持ちがいい。


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新月池
いつものカモの親子がいなかった。



帰りは関西学院大学の中を抜け、経済学部の裏から商学部に抜ける木陰の多い道を通って帰った。
両親が留守でおばあちゃんと一緒というのは緊張するのだろうか。
何かと気をつかっているらしいことがありありとわかる。
まあたまにはこういうことも必要なのではないかと思ったのだった。

夕食は彼らの希望の回転寿司。
おじいちゃんも加わり4人でわいわい言いながら食べたのは楽しかった。
孫たちの食べっぷりにびっくりしながら、でも目を細めて嬉しそうに眺めている主人の幸せそうな顔がなんとも言えず心に残ったのだった。
それにしてもよく食べたなぁ。

夜8時過ぎ息子夫婦が帰ってくるまでの半日。
いい時間をプレゼントしてもらって疲れたけれど、嬉しい心弾む時間を過ごせ
幸せに感じた日だった。




# by PochiPochi-2-s | 2017-05-22 23:45 | お出かけ | Trackback | Comments(6)
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トチの下でお弁当をひろげる。
若葉がきれいだった

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バイケイソウとコバイケイソウ


「わぁ〜ッ、気持ちい〜いッ!」
精いっぱい深呼吸をした。
心の中まで緑色に染まりそうだった。

昨日は絵の教室からの日帰りスケッチ旅行だった。
毎年みんな楽しみにしている行事で、今年は岡山県立森林植物園へ。
去年はクリンソウの花の群生を見に行ったのだがあれからもう一年が経とうとしている。
時間の経つのは本当に早いと感じる今日この頃である。
この森林植物園は岡山県と鳥取県の県境にある。
「標高は少し高いので、すこし寒さ対策をしておくように」
前もって先生からの注意があったが、昨日は良いお天気で少し暑すぎるくらいになった。
川西から高速道路を使って片道3時間。まさか倉吉(鳥取県)を通るとは思ってもみなかった。

到着してみると、かなり深い山の中のためか季節は私の住む町と比べ1ヶ月遅れぐらいだった。
着いてすぐもってきたお弁当をみんなで食べ、それから散策に出かけた。
整備されているとはいえ、山の中。
ハイキング用の登山靴を履いてきてよかったなぁと思える山道が所々にあった。
しばらくは先生の花の説明を聞きながら先生について歩いていたが、
途中からスケッチをするという先生と別れ、山の方に向かって森林に入っていった。
しばらく急な傾斜を登っていくと、
名木百選に選ばれた樹齢500年のオオヤマザクラ、6本杉、マユミの木、オオカメノキの花やチゴユリ、ユキザサ、ワラビ、ゼンマイ、ツルリンドウ、エンレイソウ、ミヤマカタバミ、ネコノメソウなどが次から次に生えていて、うれしくてならなかった。
心も足取りも軽くなったのはいうまでもないことだった♪

「まあ、エンレイソウ!」
急な登りの道だったが、大きな木の根元にエンレイソウが咲いていた。
以前、シロバナエンレイソウが庭にあったのだが、いつの間にか消えて無くなってしまい残念に思っていた。
「このエンレイソウをスケッチしたい」
もう一人Mさんもそう思ったらしく、集合時間直前まで二人でこの花をスケッチした。
いつも見事な絵を描く他の教室のMさんのスケッチ画を間近にみれたのは、私には幸運だった。

再び3時間をかけ出発地に帰ってきたのは午後6時半ごろだった。
疲れたが久しぶりの軽い山歩きと気持ちの良い森林浴。
身も心もリフレッシュでき、楽しく時間を過ごせた幸せな一日だった。


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樹齢500年のオオヤマザクラ


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6本杉


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田圃ではもはや田植えが終わりつつあった。





# by PochiPochi-2-s | 2017-05-21 23:15 | お出かけ | Trackback | Comments(8)

生きている喜びを感じられるように生活したい


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