歌いながら行こうよ - 合歓の木の花の下絵 -

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描きかけの合歓の木の花
どのような花になるかな?

花言葉 : 「歓喜」「胸のときめき」



『生きるかぎりは歌いながら行こうよ。
道はそうすれば、
それだけ退屈でなくなる』

(ウェルギリウス・古代ローマの詩人)



昨日、絵の帰り、ほんのちょっとしたことが気にかかり、心が沈んでいた。
帰る方角の違う友達たちと別れ、気分を変えようと、
いつものように、いつもの書店に立ち寄り、好きなコーナーの本棚を見るともなく見ていた。
ふっとおもしろい本が目に入った。
ぱらぱらとめくってみると、一日に一つの言葉、一年間で365の言葉と美しい写真が、
カレンダーのように日にち毎に編集されていた。

「ふ〜ん、おもしろいなぁ。今日は7月12日。どんな言葉が載っているのだろうか?」
7月12日のページをめくってみると、最初に書いた『生きるかぎりは…』の言葉が載っていた。
「"歌いながら行こうよ"か。
そうだなぁ。歌うことによって心は明るく晴れやかになる。軽くもなる。笑顔も出てくる。
毎回 絵の教室の隣の教室から聞こえてく歌声も楽しそうだしなぁ」
そう思うと、なんだかそれまで沈んでいた気持ちが、一気に明るくなったと感じたのだった。

「さあ 帰ろう、エルキュール・ポアロを見たいから」
本屋さんを出て駅の方に歩いて行くと、嬉しいことに懐かしい人に出会った。
偶然だった。
彼女、Mさんはこの駅から少し離れた住宅地に住み、以前私たちの教室に通っていた。
セミプロ並みに風景画を描かれるご主人と超高齢の自分の母親と3人で住んでいる
と聞いていた。
立ち話だったが、話は弾んだ。
お母さんは100歳を越えるまで元気に過ごされたが、2年ほど前に亡くなられ、
今はご主人と二人の生活だという。

「水泳はまだ続けてられるの?」
私の問いに、
「絵に通っていたあの頃は、午前中2、3キロ プールで泳ぎ、午後、絵の教室に行っていたのよ。もう泳ぐのがしんどくて、そんなに距離は泳げない。でも、それでも週一回は泳いでいるわ。今は水泳よりエアロビクスの方がおもしろくて! 毎日通ってるのよ」

パッと晴れやかな笑顔で、Mさんは答えてくれた。
なんともすてきな笑顔だった。
私の心がぐっと掴まれてしまったような気がした。
虜になりそうな、魅力的な笑顔だった。
80歳を少しすぎた人とは決して思えない、最高に美しい、若々しい笑顔だった。
健康で、生き生きとした姿勢に憧れに近いような気持ちを持ったのだった。
常に新たなやりたいことを持ち、明るく、朗らかに毎日を過ごす。
気持ちの張りが感じられ、年齢よりずっと若々しく見えたのだった。
「いいなぁ〜」と。

帰りの電車の中で、何度も彼女の明るい張りのある声、輝くような笑顔を思い出し、
私も彼女のように生きたいなぁ、彼女の笑顔をお手本にしたいなぁと思ったのだった。
また、
「絵を始める前は市民合唱団に所属していてかなり熱心に歌を歌っていたのよ。歌うのが大好きだったの。しかし、突然、喉にポリープができ、取り除く手術とともに、合唱団で歌が歌えるような声が出なくなってしまったの。それで主人の勧めもあって絵の教室に通い始めたのよ 」
と、以前聞いたことを思い出した。

多分彼女は心の中で、今でも歌を歌いながら毎日を過ごしているのかもしれない。
そう思ったのだった。




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午後 暑い最中、自動車の運転免許更新のための講習会に行った。
新しい運転免許証交付の条件として30分程度の講習会参加を義務付けられている。
前以て更新時に、新しい免許証の郵送を依頼しておけば、この講習会は免除される。
しかし、高い郵送料金はあほらしいと思い、図書館での講習会に参加することにしていた。

予定時刻にはちょっと早く着きすぎた。
どうしようかなと 図書館のオープンスペースをチラッと見ると、
なんと古本市(?)が開かれていた。
並べられていたのは、市民から寄贈された本と図書館の廃棄本だった。
好奇心にかられ、興味津々でのぞいてみた。
おもしろそうな本、読んでみたい本が思いのほかたくさんあったのには驚いた。
ふと値段が書かれた紙が貼られているのに気がつき、
よくみて見るとなんとびっくりするような値段だった。
寄贈された本は一冊100円。図書館の廃棄本は一冊50円。
しかも"この値段は一応の目安で、支払いはお気持ちだけで結構です"とも書かれていた。

じっくりと見て回り、結局は上の写真の4冊を選んだ。
4冊で350円とはラッキーだった。
なかでも、『モルダウ河の淡い影』(出口光一・著)は一番先に読みたい本。
今日からの夜が楽しみだ。



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Commented by jarippe at 2017-07-13 19:05
生きる限りは歌いながら行きましょう
今日は歌声広場のある日でした 
娘が来るというので行くのを止めて待っていたのに
娘は来ませんでした なんだかな~
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-07-14 07:57
☆ jarippeさん

歌はいいですね〜。
音痴で下手ですけど…💦

どことも娘は…… ですね。
昨夜も、偶々電話をかけてきた主人の姉に愚痴ってました。
Commented by hanamomo08 at 2017-07-14 10:41
合歓の花の季節ですね。
繊細な花を美しく表現なさいますね。

4冊の本よかったですね。
林京子さんも。阿刀田さんもそして98年のベストエッセイ集も大好きです。
林さんは確か長崎の方、『ぎやまん・びーどろ』という本を若い頃読みました。
阿刀田さんのショートものは大好きです。

モルダウ・・・・・も面白そうですね。
母はモルダウという合唱曲が大好きで時々歌ったり、CDを聴いたりしています。どんな川なのでしょうね。
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-07-14 19:50
☆ hanamomoさん

合歓の花、大好きなのですが、なかなか近くでは見つけられず、
先生がたまたま持ってきてくれたのです。
ひと目見て描きたい!と。
でも難しいです…

本はラッキーでした。
あまり読んだことのない作家の作品は興味津々です。
ベストエッセイ集はかなり揃っているのですが、
この98年のは持っていなかったので買いました。
「モルダウ側の淡い影」はたぶん一番最初に読むだろうなぁと思っています。

まあ、お母様がモルダウが好きなのですか?
私もこの河に特別な思い入れがあり、2011年にプラハを訪れました。
↓に書いていますので、時間があれば読んでください。
http://lmhar.exblog.jp/23672265/

モルダウはチェコの人々にとっては心の河(?)だろうと思います。
大国に挟まれ、過酷な運命に翻弄された小国の悲しみ、時には喜びを
全て飲み込んでプラハの街の真ん中を悠々と流れています。
橋の上に立った時は感激しましたよ。
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by PochiPochi-2-s | 2017-07-13 18:39 | 思い | Trackback | Comments(4)

生きている喜びを感じられるように生活したい


by PochiPochi-2-s