BISES (ビズ)

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最終号


「ええっ、休刊になるの?」
年末にこの雑誌に冬号を買った時には知らなかった。
付録の2017年のカレンダーには各月に発売日が印刷されている。
休刊は突然のことだろうと思われるが、この雑誌が好きであり、
長い間この雑誌とともにガーデニングを楽しんできた私にはとても残念なことだ。

この雑誌と初めて出会ったのはいつだっただろうか?
もう20年以上も前のことになる。
大阪市の南の方から北の方に引っ越すと決めた頃だった。
「新しい家では小さいが庭を作ることができると思うよ」
主人の言った言葉が嬉しくてならなかった。
それまでの家は、敷地いっぱいに建てられた3階建ての間口の狭い家。
庭になるような部分は全くなかった。
それでも花好きの私は花を植え育てたく、
玄関前のほんのちょっとの狭いスペースに3段の組み立て式の花台を置き、
少ないながらも気に入った花を植え、草花の世話をしては喜んでいた。

その頃だった。
この雑誌を本屋さんで見つけたのは。
前の家の近くにできた新しい本屋さんでだった。
3人の子供が学校に行っている時間帯は私の自由時間で、好きなことができた。
花屋さんや本屋さんに行ったり、時には少し離れた場所にあるデパートへ出かけた。
でも何よりも好きだったのは、新しくできた本屋さんで本を立ち読みする時だった。
当初から雑誌の名前が変わったことが何度かあったが、
ここ何年かはこのBISESであったように思う。

この本で知ったことがあまりにも多い。
イギリスのキューガーデン、その中にあるマリアン・ノース・ギャラリーゲルダ・ベングドソンの刺繍、ヴァージニア・ウルフの庭、映画「愛と哀しみの果てのカーレン・ブリクセン、イギリスのさまざまな庭、特に、映画『日の名残り』に登場したディラム・パーク、コッツウォルド地方や湖水地方、オランダの庭、バラの育て方、庭造りの方法等々。心に深く残る話が多かったように思う。

また、全く知らなかった国の庭の話など興味深い記事も多かった。
何よりも心惹かれたのは、その写真の美しさだった。
花の写真、庭の写真、建物の写真、インテリアの写真等々。
自分の庭が持てるまでは どのような庭にしようかと私に夢を与え続けてくれ、
自分の庭を持てた後は 庭造りの知識やアイディアを与えてくれた本だった。

いつかもう一度、ぜひ、出版を再開してほしいと願っている。



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by PochiPochi-2-s | 2017-03-15 23:25 | 思い | Trackback | Comments(0)

生きている喜びを感じられるように生活したい


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