昨夜10時頃から雨が降り出し、今日 午前中もまだ降っていた。久しぶりの雨。「しっとりとして気持ちがいいなぁ。たまに降る雨もいいものだ」そう思った途端、昨日夕方届いていたメールへ返信することを思い出した。
昨日は散歩以外の時間は、ほぼ一日中台所で過ごしていた。そのうえ、携帯を外出時にカバンに入れ そのまま出すのを忘れていた。だから、携帯メールの着信音に全く気がつかず、就寝直前になってはじめてメールがきていることを知ったのだった。
メールは、四国松山に住む大学時代のクラブの男友達T君からだった。自分の近況報告、大学時代同じクラブの仲間であった同級生A君から久しぶりの電話があり楽しく話せて嬉しかったこと、その時 A君と一緒に飲んでいた先輩とも随分久しぶりに話したこと、膝の調子が悪く 去年 先輩Kさんのお葬式に参列できなかったが、この夏kさん宅に改めて訪問し 仏壇にお線香をあげさせてもらい気が済んだこと、最後に私への温かな気配りのある挨拶等が書かれていた。
この秋の初めにクラブの同級生みんなで神戸に集まり、久しぶりに飲み会をする予定だった。しかし、何かと忙しい仲間が多く、急遽キャンセルになっていたのだった。T君とA君の二人の電話の中で 私の名前がでて、どうしてるのかなと気になったのだろう。
彼は 学生時代から 常に友人や他の人たちのことを思いやる優しい心温かい男性であった。卒業後 故郷で 高校の教師になった。彼には、大学一年のクラブの事故で同級生が亡くなったり、神戸・明石大震災の時に当時神戸大学生だった教え子を何人か亡くした辛い思い出もある。
そんなT君からの久しぶりのメールの文章には温かい気持ちが溢れていた。私も嬉しくなり、今朝思い出すと同時に早速返事を送ったのだった。
『友を想う』
彼の気持ちが嬉しかった。
《アンジーへのプレゼント》
もうすぐクリスマス。T君へ返信メールを返し家事を終えた後、アンジーへのプレゼントを作り始めた。今年はハンドメイドの「花ふきん」をプレゼントにしようと前々から決めていた。材料も早々と買っていた。しかし、なかなか取りかかれず、今になってしまった。まぁ、日曜日までに仕上げればなんとか間に合うだろうと、朝から始めた。
黙々と彼女のことを考えながら糸を刺していく時間は、まるで彼女と心の中で対話しているようで楽しかった。心が満ち足りた時間だった。
このプレゼントの箱を開けた時、彼女はどのような顔をするだろうか?想像するだけで嬉しくなる。またなおいっそう日本びいきになることだろう。
赤い色は、アンジーの一番好きな色。きっと 花ふきんのきれいな赤い糸の色とパターンに感激するだろう。きっと ふきんとしては使わず、しばらくは目に見えるところに飾っておくだろう。
『友を想う』時間を持てる幸せを感じることができた日だった。
生きている喜びを感じられるように生活したい
by PochiPochi-2-s