懐かしいなぁ〜
2015年 05月 20日
決して、豪華旅行ではなかったです。ユーレイルパスを使った
ケチケチ貧乏旅行でした。全くの自由旅行で、ホテルも決めて
ませんでした。その街が気に入れば、しばらく滞在し、その後
移動するという。決まっていたのは、帰国日とロンドンから帰る
ということだけでした。ありったけのお金を全部引き出し、行き
ました。“行くか行かないか”の気持ちの問題でした。“行きたかった」
のです。帰ってきた時の手持ちのお金が、その月(8月)の振り込まれて
いた給料だけでした。当時、学校の先生は、ほぼ1ヶ月余りの夏休みを
取れましたので。主人の学校でも、若い先生たちはよく行ってました。
当時の西ヨーロッパは、ほぼ回ったように思います。帰りはロンドン、
ヒースローから帰ってきました。
子ども達は、よほど印象に残ったこと以外は、ほとんど覚えていない
ようです。大人が、写真を見せ、話をするので覚えているように
思っているのですが、実際のところは、「?」です。
ただ、二人とも、大学に入ったとき、イタリア、スイスを1ヶ月かけて
旅行してました。
《我が家の子供たちは昔の事はすっかり忘れ日本大好きな大人に
なってしまいました》
昔、海外駐在されたのですか?
子どもが中3の夏に、40日間夫の赴任先に訪問。アメリカでした。
夫と一緒に初めからついて行きたかったのですが、子どもからの反対があって、1年間の滞在を辞めて子どもの夏休みだけを利用して、子どもと私がのんびりと夫の滞在先ロスに行きました。
やはり行って良かったです。
ドナウは次の旅行と考えていたのですが、本の出版などに化けてしまったのです。ちょっとお笑い?ものですよね。
海外赴任も、子供の年齢によっていろいろ難しいことが起こる
みたいですね。特に、子供の言語習得や学校関係で。東京に住む
弟の家族もそうでした。10年のアメリカ滞在で、上の子の日本語
が怪しくなり、未だに困っています。英語なら問題はないのですが。
一ヶ月ぐらいの滞在が一番いいかな。
楽しい時間を過ごせた、楽しい思い出ができたという喜びで終わる
ことができますから。
ドナウはいいですよ。
もし行かれる機会があれば、旅行は、ぜひ、ドナウエッシンゲンから
スタートしてくださいね。ドナウ川の水源があり、ここからドナウ川
が始まります。シュツットガルトとウルムの間にあります。
宮本輝の『ドナウの旅人』お薦めです。
ドナウウェッシンゲンですね、メモしておきます。
「お笑い」というのは、お粗末な話ですが、旅行費用という密かなもくろみがあったのよ。それが本の出版の方に気が変わったという話しを、主宰につい言ってしまったのです。そうしたら、主宰が本の題名をこうしたらどうだろうと提案され、うなづいてしまったの。
お笑いを取るような、お話でしょう?
人生と川の流れ…、これは誰でも川を眺めていると思うことよね。
「お笑い」ではないと思いますよ。
旅行は行こうと思えばいつでもいける、しかし、本の出版ともなれば、その“適切な時期”があるのではないでしょうか?素人の私にはわかりませんが… いいご判断だったと思いますよ。
人生と川の流れ。そうですよね。
プラハに行きたかったのも、ヴルダヴァ(モルダウ)河をぜひとも見て見たかったから、そして、カペル橋を自分の足で歩いて、チェコの人たちの気持ちを考えたかったからです。またスロヴァキアのブラチスラバに行きたかったのも、オーストリアとスロヴァキアの国境を流れているドナウ川の川幅を見てみたかったからです。当時共産国であったチェコスロバキアからですオーストリアへこの川を泳いで渡り逃れようとした人たちがたくさんおり、見つかって銃撃され亡くなった人もたくさんいたらしい。小説「プラハの春」の中でも出てきます。実際、この目で見てみたかった。私の旅行の動機はたいていこのようなものです。
ドナウに憧れたのも、宮本輝の「ドナウの旅人」が動機。
ドナウエッシンゲンからブルガリアの最果ての地、黒海に流れ出る河口までの旅行。いいですよ。
ぜひドナウへ行ってみてください。